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更新日:2025年10月17日
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おしどり文学館協定 荒川区・福井県合同展示 第28回トピック展示 「吉村昭と津村節子 ―戦時下で過ごした青春―」
今年は、荒川区が平和都市宣言を行ってから30周年を迎え、また、戦後80年の節目の年になります。吉村昭記念文学館では、夏季に開催した「吉村昭の取材ノート―戦争体験者の証言を求めて―」に続き、おしどり文学館協定 荒川区・福井県合同展示 第28回トピック展示「吉村昭と津村節子 ―戦時下で過ごした青春―」を開催します。
本展では、それぞれ18歳と17歳の時に終戦を迎えた吉村昭と津村節子が、戦時下の体験を描いた随筆や小説を取り上げます。吉村昭「東京の戦争」や、津村節子「茜色の戦記」の自筆原稿や関連写真、映像を紹介します。
戦争の記憶を継承することの大切さを考え、平和への思いを新たにする機会となれば幸いです。
期 間
令和7年10月17日(金曜)~12月17日(水曜)
場 所
吉村昭記念文学館 2階著作閲覧コーナー(荒川区荒川2-50-1ゆいの森あらかわ内)
見どころ
今回の展示では、吉村昭と津村節子が十代という多感な時期に、戦時下でどのような体験をしたのかを、自筆原稿や関連資料を通して紹介します。併せて、吉村昭自身が、日暮里での空襲体験を語る対談映像(平成17年、荒川区で収録)も放映します。戦後80年を経た現在、戦争の記憶を継承することの大切さについて、改めて考える機会としていただけましたら幸いです。
主な展示資料
- 吉村昭自筆原稿「空襲のこと」(前)(後)(津村節子氏寄託資料)
- <初公開>吉村昭自筆原稿(草稿)「月夜の炎」(津村節子氏寄託資料)
- 澤野孝二画「凧揚げをする吉村昭とアメリカ軍のドーリットル機」(当館蔵)
- 映像「吉村昭氏・澤野孝二氏対談―東京初空襲の体験を語る」(平成17年 荒川区)(当館蔵)
- 複製 津村節子自筆原稿「茜色の戦記」 (当館蔵 原資料:福井県ふるさと文学館蔵)
- 複製 津村節子作・画「ミチヨチャンノヱニッキ」(当館蔵 原資料:福井県ふるさと文学館蔵)
荒川区・福井県おしどり文学館協定
吉村昭氏の妻で、荒川区立ゆいの森あらかわ名誉館長の津村節子氏は、福井県の出身で、福井県ふるさと文学館特別館長も務めています。吉村昭氏と津村節子氏は文壇でも仲の良い夫婦であることが知られていたことから、仲睦まじい夫婦の象徴である「おしどり」にならい、両文学館も夫婦のように手を携えて協力していこうと、平成29年11月5日「おしどり文学館協定」を締結しました。作家夫婦に関する文学館同士の協定は、全国で初めてで、協定締結の11月5日は、吉村・津村夫妻の結婚記念日にあたります。
吉村昭記念文学館トピック展入口
著作閲覧コーナー展示
吉村昭自筆原稿展示
吉村昭氏・澤野孝二氏対談映像上映の様子
チラシ(表)
お問い合わせ
地域文化スポーツ部ゆいの森課文学館係
〒116-0002荒川区荒川二丁目50番1号
電話番号:03-3891-4349
区政広報部広報課報道映像係
〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)
電話番号:03-3802-3111(内線:2135)
ファクス:03-3802-0044