荒川ゆうネットアーカイブ
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荒川区再発見5「西日暮里」

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7. 三河島水再生センター
外観

記念碑
「日本の下水処理発祥の地」
記念碑
 「東京都下水道局三河島水再生センター」は、日本初の近代的下水処理施設として、また「旧主ポンプ室及び関連施設」が東京都有形文化財に指定されたことでも知られています。以前は「三河島処理場」という名称でしたが、平成16(2004)年4月1日より「三河島水再生センター」に改称されました。

 大正3(1914)年に着工し、同11(1922)年に竣工。設立当初の名称は「三河島汚水処分場」でした。現在は、荒川区・台東区全域、文京区・豊島区の大部分、千代田区・新宿区・北区の一部の合計3936ヘクタール(1ヘクタール=100m×100m)を担当し、晴れた日には1日約40万トンの下水を処理しています。40万トンの内25万トンは処理後に隅田川へ放流し、残りの15万トンは更に「東尾久浄化センター」で再処理し、同じく隅田川に放流しています。単に下水処理を行うだけでなく、隅田川の清流を再生しています。

上 :ろ格機室 下 :煉瓦造りの外壁
  上 :ろ格機室
下 :煉瓦造りの外壁
  処理施設
  処理施設
 関東大震災を生き残り、平成11(1999)年3月まで稼働していた「旧主ポンプ室」をはじめとする煉瓦造りの施設は、地域住民に「赤煉瓦の建物」として古くから親しまれ、愛されてきました。東京都は、この煉瓦造りの建物を「歴史的価値があり、“ゼツェッシオン様式(分離派様式・1910年代にヨーロッパを圧巻したアール・ヌーヴォの一環の建築様式)”による東京に残る数少ない建築物であり、近代下水処理施設の基本形を創出した」という理由により、平成15(2003)年3月「旧主ポンプ室及び関連施設」を東京都有形文化財に指定しました。

 平成16年8月現在、旧主ポンプ室などは一般公開に向けて耐震補強などの工事を行っていますが、事前に電話予約すれば見学は可能です。敷地内には桜をはじめ木々が生い茂り、煉瓦造りの建物と調和しています。今後も住民の方々と協議を重ねながら、景観を楽しむ場所として、加えて下水処理の重要性を訪れた人々に理解してもらうための場として、進化していく予定です。
●住所:荒川区荒川8-25-1
●電話:03-3802-7991
●都電荒川線荒川二丁目停留所下車徒歩3分

問い合わせ先 荒川区管理部情報システム課
電話:03-3802-3111(内線 2151)
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