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熱中症は、屋外・屋内いずれでも起こるため、熱中症の予防・対処法を知っておくことが大切です。
熱中症は、高温多湿な環境で、体温の調整機能が働かず、体に熱がたまってしまうことで起こります。
めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、だるさなどの症状が現れ、重症になると意識がもうろうとします。
熱中症は、気温などの環境条件だけでなく、人間の体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。
気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い・風が弱い日や、体が暑さに慣れていない時などは特に注意が必要です。
特に、春の訪れとともに気温が徐々に上昇していく時期や、初夏・梅雨明けの時期は、体が暑さに慣れていないので、体内の調整機能が十分には発揮されず、熱中症を発症するリスクが高まります。
日頃から、こまめに水分補給をしながらウオーキングなどで汗をかく機会を増やすことで、徐々に体を暑さに慣らし、急な気温上昇にも対応できる体づくりで熱中症予防に努めましょう。
環境省は、熱中症の危険性に対する気づきを促す目的で、「熱中症警戒アラート」を発表しています。
地球温暖化などの影響で、今後も極端な高温になるリスクが高まっていることから、令和6年4月24日より、さらに一段階上の「熱中症特別警戒アラート」を新設しました。
このアラートが出された場合、「過去に例のない広域的な危険な暑さ」で、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります。危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください。
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラート発表時の区施設の対応については、下記をご覧ください。
環境省は、熱中症特別警戒アラートや警戒アラート、暑さ指数などの熱中症予防に関する情報を、アプリで配信しています。お使いのスマートフォンで、LINE公式アカウントを友だち追加すると受け取ることができます。
詳細は、下記の環境省サイトをご参照ください。(情報取得にかかる通信料は利用者負担)
環境省「LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
それほど暑くない日や早朝、夕方などを選んで、暑さに体を慣らすために、運動をしましょう。
具体的には、汗ばむ程度の「ややきつい」ペースで30分程度のウオーキングがお勧めです。
その日の体調や天候に応じて、
など、無理をせず、できる範囲で続けることがポイントです。
また、運動の前後に、水分補給を忘れないようにしましょう。
なお、運動ができない場合は、ぬるま湯につかる「半身浴」で汗をかくことから始めましょう。
区では、楽しみながら気軽に健康増進に取り組めるよう、健康アプリを活用した健康づくり支援「あらかわ健康チャレンジ」を配信しておりますので、ご利用ください。
一般的に、1日の飲水量の目安は大人の場合1.2リットルです。
ただ、一度にたくさん水を飲んでも排泄されてしまいます。
例えば、朝起きた時や寝る前、入浴の前後など、生活の節目に飲むことを習慣づけると、続けやすいです。
注意1 スポーツドリンク等による「糖分」の摂りすぎに注意しましょう。
注意2 家の中で普通に生活している場合にかく汗は、それほど塩分が濃くないので、塩分を積極的にとる必要はありません。
「あらかわ街なか避暑地(クーリングシェルター)」をご利用ください(別ウィンドウで開きます)
高齢者、乳幼児などは、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。
「熱中症弱者」の方々は、自分で熱中症予防行動を取ることが難しい場合もあり、家族や周囲の人々による見守りや声かけ等が大切です。
高齢者は、体温調節機能が低下しているので、室内でも熱中症になることがあり、注意が必要です。
のどの渇きを感じにくくなっているので、こまめに水分補給をしましょう。
子どもは体温調節機能がまだ十分に発達していません。
気温によって洋服を調節しましょう。
晴れた日は、地面に近いほど気温が高くなるため、身長の低い子どもや、ベビーカーに乗っている乳児に対して特に注意が必要です。
車内への置き去りは、短時間でも危険です。
次の順序で対応しましょう。
※注釈1 意識がない、反応がおかしい時は救急車を呼びましょう。
※注釈2 携帯電話やスマートフォンからかける時は、現在地を伝えるようにします。
救急車を呼ぶか迷ったときは「#7119」へお電話を!
東京消防庁救急相談センター(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
熱中症予防のために(熱中症の予防・症状・対処法等について、わかりやすくまとめたリーフレット:厚生労働省作成)(PDF:959KB)
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お問い合わせ
健康部健康推進課
〒116-8507荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(代表)
ファクス:03-3806-0364
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