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区では、平成20年度から飼い主がいない猫のボランティア活動団体の登録を開始しています。団体の皆様の活動のおかげで、当時と比べて屋外で活動する猫の頭数は大幅に減少しました。これは平成20年度に235件だった不妊去勢手術助成件数が、令和5年度には23件にまで減少したことにも表れています。
しかし、以下のようなことが大きな問題となっています。
このままボランティアの数が減少すれば、再び屋外で活動する猫が増加し、環境衛生も悪化してしまいます。
区と登録団体とで飼い主のいない猫対策の活動の報告や意見交換のために、定期的に懇談会を開催しています。
令和6年7月25日に開催した荒川区登録団体懇談会では、ボランティア活動を行う中で感じること、気づくことや、新規ボランティア獲得のためにどんなことができるかなどをグループディスカッション形式で意見交換していただきました。
新たなボランティアの勧誘方法を議題として、時に和気あいあい、時に真剣に話し合いを行いました。日頃活動しているボランティアさん同士なので、勝手知ったる相手方という方も多く、初めから雰囲気は和やかでした。また、日頃接点の少ない方も、猫という共通の話題で、すぐに馴染んだ様子でした。活動団体の皆様は、新たなボランティアを待ち望んでいます。
一口にボランティア活動といっても、その活動はいろいろあります。主な活動内容をご紹介します。
不妊・去勢手術を行う目的で捕獲器を仕掛けて捕獲します。
これ以上、屋外で活動する猫が増えないように、動物病院で不妊・去勢手術を実施します。
猫は餌を食べれば排泄をするので、餌やりとトイレ掃除をセットで行います。
頭数管理は新たな猫の流入による繁殖を未然に防ぐ上で重要です。見知らぬ猫が現れたら未手術を疑う必要があります。
保護した猫の譲渡先が見つかるまで、一時的に猫を預かり、世話をします。
保護した猫の飼い主を探し、適切に譲渡します。
ボランティア活動の内容を見て、大変そうだな、難しそうだな、と思った方もいると思います。しかし、すべてを自分一人で抱え込む必要はありません。ボランティア活動への関わり方は、人によって様々です。また、現在活動を行っているボランティアが助けてくれるほか、区でも活動支援を行っているので、安心して活動できます。
Aさんは仕事の日、7時に起床し、8時半まで身支度と猫の世話をした後、17時まで仕事をします。19時半に自分と猫の食事を終えた後、21時半まで地域猫の世話をして、帰宅後、食事の片づけをしたら、残りの時間を猫と触れ合うなどをして過ごし、1時15分に就寝します。
Aさんは休みの日、8時半に起床し、11時半まで保護猫ハウスの手伝いをします。その後、17時半まで自分の学習や猫を病院に連れて行くなどして過ごし、家事をしたのち、19時半から21時半まで地域猫の世話をします。帰ってきたら家事をして、残りの時間を猫と触れ合うなどして過ごし、1時15分に就寝します。
Bさんは、5時に起床し、6時まで猫トイレや周辺の清掃を行います。その後は日常生活を送り、17時から19時まで地域猫の世話をして、ゆっくりすごしたのち、22時に就寝します。
これらの地域は特にボランティアが不足しており、新たなボランティアの担い手が望まれる地域です。もちろんそれ以外の地域もボランティアが足りているということではありません。地域の皆様の協力を必要としています。
飼い主のいない猫のボランティア活動をやってみたいという方は、荒川区保健所まで気軽にご相談ください。ボランティアの団体登録は1人からでも可能です。
以下のリンク先もご参照ください。
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お問い合わせ
健康部生活衛生課管理係
〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(内線:422)
ファクス:03-3806-2976
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