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更新日:2025年11月11日
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鮭のまちで学ぶ森林・自然体験ツアー(令和7年度村上市連携事業)を実施しました
令和7年10月25日~26日に、区内在住・在学の小学校4~6年生とその保護者を対象とした「鮭のまちで学ぶ森林・自然体験ツアー」を、友好交流都市の新潟県村上市で実施しました。このツアーは今年で3年目を迎え、親子17組34名の方にご参加いただきました。
村上市を流れる三面川(みおもてがわ)には鮭が遡上します。古くから鮭とともに生きてきた村上市では、「鮭資源を守る豊かな海や川の保全には、それらを生み出す豊かな森が必要である」という考えのもと、「さけの森林づくり活動」として、森林整備活動を積極的に行っています。
ツアーでは、鮭の生態や文化への理解を通して、森林が果たす役割や、森と川、海の関係性について学びました。
当日の様子
1日目
三面川鮭産(けいさん)漁業協同組合を訪問し、三面川で鮭漁が行われている様子や、卵の孵化作業などを見学しました。また、水揚げされた鮭に実際に触れてみる体験をしました。
また、同組合の組合長に、鮭が生まれてから川へ遡上してくるまでの生態などについて説明をしていただきました。


鮭の博物館である「イヨボヤ会館」では、館長の説明のもと、鮭がゆうゆうと泳ぐ様子などをガラス越しに観察しました。村上の方言で「イヨボヤ」は鮭のことです。


また、「イヨボヤ会館」に併設されている「塩引き道場」では、師範の指導のもと、村上の代表的な鮭の料理法である「塩引き鮭」づくりを体験しました。塩引きした鮭は、後日参加者の自宅に送付されます。


また、「おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)」を見学し、新潟三大高市の一つである「村上大祭」で使用される「おしゃぎり」(山車)や村上市の歴史について学びました。


2日目
2日目は、「さけの森林づくり活動」に参加し、森林での作業を体験しました。
はじめに、重機による作業の見学を行いました。チェーンソーで切った木が倒れる様子や、伐採された樹木が重機で短く切られていく様子は、とても迫力がありました。
その後、ナラ、ヤマザクラ、クリ、トチノキの植樹を行いました。


そのあとはグループに分かれて薪割り体験、余分な枝を切り落とす枝打ち体験、森林散策を行いました。
森林散策では、森林インストラクターから、森林で養分ができて川に流れていくこと、光合成を促すには間伐や枝打ちなどで森林に光を与える必要があることなど、森林や林業について解説していただきました。


参加者の声(抜粋)
- 自然に癒されながら色々なことを学び体験し、心地よい疲労感を味わえました。改めて気候変動の色々な影響を感じ、自然に感謝する気持ちが芽生えました。子どもと環境保全についてもっと会話し、出来ることを続けていきたいと思います。
- 貴重な体験ありがとうございます。個人旅行では決して体験できないことばかり。子どもにとっても、親にとっても良い思い出ができたと同時に、この年になって初めて知ることなど多く、学びの多い2日間でした。
- 今回は学習の側面が強く、資料館などで見たり聞いたりの時間が長かったようにおもいます。体を動かしたり子供同士遊べる時間がもっとあってもいいと思います。
カーボンオフセット
本ツアーでは、国が認証する「Jクレジット」を活用し、行程中の移動(新幹線・バス)で排出されたCO2排出量のオフセットを実施しました。
村上市におけるその他の体験事業のご紹介
村上市では、一定の期間、市内に滞在して自然や文化、地域生活に触れる田舎暮らしを体験できる移住体験事業を実施しています。詳しくは、リンク先をご覧ください。
お問い合わせ
環境清掃部環境課環境推進係
〒116-0002荒川区荒川一丁目53番20号
電話番号:03-3802-4693
ファクス:03-5811-6462