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令和6年10月26日~27日に、区内在住・在学の小学校4~6年生とその保護者を対象とした「鮭のまちで学ぶ森林・自然体験ツアー」を、友好交流都市の新潟県村上市で実施しました。このツアーは今年で2年目を迎え、親子19組38名にご参加いただきました。
村上市を流れる三面川(みおもてがわ)では、鮭が遡上します。古くから鮭とともに生きてきた村上市では、「鮭資源を守る豊かな海や川の保全には、それらを生み出す豊かな森が必要である」という考えのもと、「さけの森林づくり活動」として、森林整備活動を積極的に行っています。
ツアーでは、鮭の生態や文化への理解を通して、森林が果たす役割や、森と川、海の関係性について学びました。
三面川で鮭漁が行われている様子や、鮭の採卵などを見学しました。また、水揚げされた鮭をトラックに載せる作業を体験しました。
また、三面川鮭産(けいさん)漁業協同組合の組合長に、鮭が生まれてから川へ遡上してくるまでの生態などについて説明をしていただきました。
鮭の博物館であるイヨボヤ会館では、館長の説明のもと、鮭がゆうゆうと泳ぐ様子などをガラス越しに観察しました。村上の方言で「イヨボヤ」は鮭のことです。
「塩引き道場」師範の指導のもと、村上の代表的な鮭の料理法である「塩引き鮭」づくりを体験しました。
見学や体験の合間には、「越後村上町屋通り」を散策し、城下町・村上の風情を楽しみました。
2日目は、「さけの森林づくり活動」に参加し、森林での作業を体験しました。
はじめに、竹の破砕機や重機作業の見学を行いました。チェーンソーで切った木が倒れる様子や、伐採された樹木が重機で短く切られていく様子は、とても迫力がありました。
その後、ナラ、ヤマザクラ、クリ、トチノキの植樹を行いました。
そのほかに薪割り体験、余分な枝を切り落とす枝打ち体験、炭焼き小屋の見学、森林散策を行いました。
森林散策では、森林インストラクターから、森林で養分ができて川に流れていくこと、光合成を促すには間伐や枝打ちなどで森林に光を与える必要があることなど、森林や林業について解説していただきました。
本ツアーでは、国が認証する「Jクレジット」を活用し、行程中の移動(新幹線・バス)で排出されたCO2排出量のオフセットを実施しました。
村上市では、一定の期間、市内に滞在して自然や文化、地域生活に触れる田舎暮らしを体験できる移住体験事業を実施しています。詳しくは、リンク先をご覧ください。
ショートステイ+保育園利用移住体験事業(村上市ホームページ)(外部サイトへリンク)
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