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更新日:2026年3月26日
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東京藝術大学卒業・修了作品への第20回荒川区長賞授賞式が行われました
3月26日(木曜)、荒川総合スポーツセンターにおいて、東京藝術大学卒業・修了作品への第20回荒川区長賞授賞式が行われました。
彫刻家の平野千里氏をはじめとする4名の審査委員と滝口学区長による厳選な審査により、今年の荒川区長賞は望月 嶺(もちづき れい)さんの「杪冬(びょうとう)」が選ばれました。
授賞式では、滝口区長から望月 嶺さんに賞状と副賞の奨学金が手渡されました。
受賞作品について
- 作品名 「杪冬(びょうとう)」(工芸(彫金))
- 作者名 望月 嶺(修士)
- 材 質 銅、真鍮、銀、鉄、錫、水晶
- サイズ 幅180センチ・奥行80センチ・高さ80センチ
作品説明
誰も見た事のない存在、でも、日本の森の中には確かに生息していた過去の記憶が息づいている。人はいないものを見えないからこそリアルに感じる事があるのではないだろうか。
想像して感じる事から作品として表現する事で、私の心の中に浮かんだ情景を目に見える実態のオブジェとして、リアルに表現する事を試みた作品。学部から修士にかけて身近な自然や絶滅危惧種の生き物を中心に制作していく中で、日本から既に絶滅させられた生き物である二ホンオオカミ(エゾオオカミ)をモチーフに選んだ。
かつて日本の森にいたオオカミをモチーフに、体の一部が朽ちた木の皮がはがれていくように崩れていく様として表現する事で、現在はいない存在として日本の森の儚さを憂う者として表現した。剥がれた皮の下には剥き出しになった肉体ではあるが、自然自体を表す姿として、北海道などの湖で見られる自然現象「アイスバブル」をモチーフにした七宝焼き(純銀箔を七宝の層の中に重ねて表現する)によって、神秘的なものとして捉えた。アイスバブルとは、落ち葉などから発生するガスが湖面にたどり着く前に水の中で凍ってしまう現象である。その儚い美しさから過去に人の手によって絶滅させられ現在の未来にはたどり着けなかったニホンオオカミが森の記憶の中で凍っている様なイメージと重なり、モチーフに取り入れた。
荒川区長賞について
荒川区と東京藝術大学は、平成20年に「芸術・文化振興のための連携に係る合意書」を締結し、以来、様々な連携事業を行っています。荒川区長賞は連携事業の一つで、毎年、卒業・修了制作作品の立体部門から優れた作品を表彰しています。受賞作品は、区民が優れた芸術作品に身近に触れ合う機会とするため、区内各所に設置されており、この度の受賞作品を含めると34作品となります。

(写真左から)滝口学区長、望月嶺さん

受賞作品「杪冬」の前で記念撮影

歓談の様子
お問い合わせ
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電話番号:03-3802-3111(内線:2521)
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