トップページ > 広報・報道・広聴 > 報道・プレス発表 > 2023年6月 > 吉村昭記念文学館 第22回トピック展示 関東大震災100年「吉村昭と関東大震災~明日へつなぐ記録と記憶~」開催中

更新日:2023年6月16日

ここから本文です。

吉村昭記念文学館 第22回トピック展示 関東大震災100年「吉村昭と関東大震災~明日へつなぐ記録と記憶~」開催中

 本日、6月16日(金曜)から、吉村昭記念文学館で、第22回トピック展示「関東大震災100年『吉村昭と関東大震災~明日へつなぐ記録と記憶~』」を開催しています。

 本年は大正12年9月1日の関東大震災発生から100年、吉村昭の『関東大震災』(昭和48年 文藝春秋)刊行から50年にあたります。

 本展は、自然災害の教訓を伝える資料を紹介することで、過去の災害に学ぶ大切さを伝え、今一度、先人の歩んだ歴史や、自然災害に対する備えについて考える機会とすることを目的としています。

 今回、吉村昭が証言を書き留めた取材ノートや、執筆時の参考文献とともに、関東大震災発生時の被害状況を伝える映像や写真、絵葉書、石版画のほか、吉村昭が「関東大震災」の執筆で見識を深めた防災の知見を語る随筆や講演録、『三陸海岸大津波』(平成16年 文春文庫)で取り上げた宮古市田老の防潮堤と、東日本大震災後に始まった「学ぶ防災ガイド」(宮古市)の取り組みを紹介します。

展示内容

  1. 吉村昭の「関東大震災」執筆時資料や自然災害に対する姿勢を紹介し、作品の成立過程を掘り下げます。
  2. 吉村昭自身が日暮里で被災した両親の話を聞いて育ったことから、大震災発生時の荒川区の様子を伝える絵葉書や写真、映像資料を紹介します。
  3. 『三陸海岸大津波』をはじめ、他の自然災害に関する吉村昭の著作を紹介します。

詳細については、吉村昭記念文学館公式ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

作家・吉村昭(1927-2006)

 東京府北豊島郡日暮里町大字谷中本(現東京都荒川区東日暮里六丁目)に生まれ、空襲で家が焼失するまでの18年間を荒川区で過ごす。戦史・歴史・医学・動物など幅広い題材を扱い、綿密な取材と徹底した調査に基づく記録性の高い作品を数多く発表した。

 太宰治賞、日本芸術院賞等、数々の賞を受賞。代表作に「戦艦武蔵」、「羆嵐」、「破獄」、「彰義隊」等がある。

   

吉村昭記念文学館2階エントランスの様子

鑑賞する来館者

     著作閲覧コーナーでの展示の様子

著作閲覧コーナーでの展示の様子(自筆取材ノート「関東大震災メモ」等)

お問い合わせ

地域文化スポーツ部ゆいの森課文学館係

〒116-0002荒川区荒川二丁目50番1号

電話番号:03-3891-4349

区政広報部広報課報道映像係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2135)

ファクス:03-3802-0044

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?