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荒川区では、本日7月2日(土曜)から2日間「あらかわの伝統技術展」を開催しています。
区では江戸時代から受け継いできた荒川の伝統工芸技術の素晴らしさを昭和56年以来紹介しており、昨年、一昨年はコロナ禍の影響で中止となりましたが、3年ぶり41回目の開催になりました。
会場では、伝統工芸技術職人33分野47人、荒川マイスター3分野3名、合計50人の職人たちが、その卓越した技術を展示・実演しています。作品によっては、その場で購入することもできます。
また、「職人体験コーナー」では、職人に習いながら伝統の技を体験することができ、初日には、彫金、指物、寄席文字、貴金属加工、提灯文字の職人技を、2日目は、提灯文字、鍛金、木版画摺、つまみかんざし、衣裳着人形、指物、金箔押しを体験できます。
特別イベント「職人よもやま話」では、あらかわの工芸技術の記録映画の上映と出演者である漆塗の職人、角光男さん(荒川区指定無形文化財保持者)による解説が行われます。
その他、相撲甚句の披露と和太鼓の演奏等、2日間にわたり様々な催しが行われます。
アンケートに答えると、職人のみなさんからご提供いただいた伝統工芸品が当たる福引にも参加できます。
10時の開場とともに、多くの入場者が訪れました。村田修一荒川伝統工芸技術保存会長は「3年ぶりで、うれしい。皆さんでがんばりましょう」と開場前にあいさつ。それぞれのブースでは、荒川区の伝統工芸技術職人や、荒川マイスター等、優れた技術を持つ職人さんが実演を見せました。指物の井上健志さんの指物「針入れ付き糸巻き」の体験や、彫金の北東尚呼さんの「布目象嵌ペンダント」の体験も行われ、彫金でサクラの花びらを彫るのに挑戦した小学生の姉妹は「たのしかったけど、むずかしかった。」「ハンマーで打つのがたのしかった」と答えてくれました。
横浜市から訪れたご夫妻は、「毎年来ているけど今回は3年ぶり。東日本大震災のチャリティーで三味線とペンダントを買いました。」と大きな包みを見せてくれました。荒川区在住の男性は「漆塗りのビアカップを買うつもりです。」と語っていました。
漆塗りの展示
桐タンス製作の実演
彫金の体験
会場全景
お問い合わせ
地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館
〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号
電話番号:03-3807-9234
ファクス:03-3803-7744
区政広報部広報課報道映像係
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