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荒川区再発見5「西日暮里」

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8. 本行寺
外観

 日蓮宗「本行寺」は、江戸時代から観月の地として有名だったので「月見寺」とも呼ばれ、風流を愛した江戸の粋人たちに好まれたようです。開基は太田道灌の孫の太田大和守資高で、江戸城内の平河口に創建されましたが、神田・谷中を経て、宝永6(1709)年に現在の西日暮里に移転しました。

 太田道灌が斥候台を築いた道灌物見塚跡(道灌丘碑)をはじめ、様々な史跡があり、見応えたっぷりのお寺です。小林一茶の「陽炎や道灌どのの物見塚」や種田山頭火の「ほっと東京に来ている月がある」などの句碑もあります。これは、二十世の住職・日桓(にっかん)上人(俳号・一瓢)が多くの俳人と交流があったためです。特に一茶はしばしばこの寺を訪れ、「青い田の 露をさかなや ひとり酒」などの句も詠んでいます。

 墓地には、外国奉行・軍艦奉行・若年寄などの要職を歴任した、江戸末期の幕臣・永井尚志(なおゆき)のお墓があります。明治以降も元老員権大書記官などを務め、激動の時代に活躍しました。その他、儒学者の市河寛斎(いちかわ・かんさい)と書家の市河米庵(べいあん)親子のお墓もあります。

  種田山頭火の句碑 小林一茶の句碑
 

種田山頭火(左)と小林一茶(右)の句碑

 境内には庭木が生い茂り、まるで森のようです。春は枝垂れ桜や梨の花が咲き誇り、雅な景観が堪能できます。
●所在地:荒川区西日暮里3-1-3
●電話:03-3821-4458
●JR山手・京浜東北・常磐線、京成本線日暮里駅下車徒歩2分

問い合わせ先 荒川区管理部情報システム課
電話:03-3802-3111(内線 2151)
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