南千住は古くは日光街道の宿場町「千住宿」として栄え、日光、東北方面へ諸国の人々が行き交いました。 歴史と文化が残る町並みが、現在も伝えられていますが、区境の泪橋を中心にした一帯は「山谷地区」とよばれ、戦後に簡易宿泊所の多くある地域として発展し、それは同時に日本の高度成長を支えた日雇労働者の町でもありました。 汐入地区の大規模なまちづくりに賑わう現代の南千住ですが、一面では「東京の安宿街」としての知名度があり、外国人バックパッカーやアキバ系など新たな宿泊客層を受け入れつつ、時代は変わっても現代の宿場町といえるでしょう。
素泊まりとは食事が付かない宿泊という意味で、その分宿泊費も安く南千住では一泊2,200円〜の安いビジネスホテルが充実しています。食事が付かないので外食や持ち込みができ、時間に拘束されない気楽さや好みの食事を楽しみたい人に支持されています。
南千住にはJR東日本常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレスの3線が乗り入れており、都心へのアクセスがよく何処に行くにも大変便利です。 また、都営バス路線も充実し台東区、墨田区へバスならではのきめ細かな移動が行えます。荒川区内は「荒川区コミニュティバスさくら」が南千住駅から、南千住、町屋、荒川地区を循環して便利です。
南千住では、下町ならではの居酒屋で、おでん・モツ煮・焼き鳥・お刺身・焼酎・ホッピーなど居酒屋の定番ともいえるメニューが気軽にリーズナブルな価格で楽しめます。 汐入の再開発地区の大型店舗内、商店街などでは、イタリア・メキシコ・インド・韓国など世界各国の料理が楽しめます。
商店街を歩くと気さくな下町の雰囲気を味わうこともできます。お店ではお惣菜なども充実し、買って帰ればバラエティ豊かな食事を楽しむことができるでしょう。その他、行列が出来る有名な鰻屋さんも南千住の駅から歩いてすぐです。
今話題となっているのが昭和30年代レトロブームですが、南千住をはじめ荒川区にはそんな雰囲気が満ちあふれています。カメラを片手に下町探索をしてはいかがでしょう。 写真家の荒木氏(アラーキー)も南千住の生まれです。
小塚原刑場後や、回向院など歴史の舞台に名前が出てくる名所旧跡が多く残ります。 ■山谷通り http://www.city.arakawa.tokyo.jp/unet/sightseeing/root/root02/index.html ■日光街道 http://www.city.arakawa.tokyo.jp/unet/sightseeing/root/root01/index.html