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更新日:2025年1月30日

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もしかして、こころの病気かも? 依存症編

いろいろな依存症

自分では悪いと分かっていても、失うものが大きくても、大切な誰かを裏切ったり、また自分を傷つけたりしても、どうしても止めることができない、それが依存症という病気です。

依存症には、次のようなものがあります。

薬物依存

シンナー、覚せい剤、マリファナ、処方薬・市販薬、合成麻薬などの薬物を繰り返し使いたい、あるいは使っていないと不快になるため使い続ける、やめようと思ってもやめられなくなる。

アルコール依存

お酒を飲み続けると効き目が弱くなり、酒量が増え、お酒がないと不安になり、手が震えたり眠れなくなる。

ギャンブル依存

パチンコや、麻雀、競馬などで「次こそ勝てるかも」という気持ちでやめられなくなる。

買い物依存

買う物よりも買うという行為に快感を得たり、不安や孤独を紛らわそうとする。

ネット依存

インターネットや携帯電話、オンライゲームなどに没頭し、日常生活に支障がでる。

自傷行為

リストカットや、髪を抜く、ひっかくなどの行為で繰り返し自分を傷つけ、快感を得ようとする。

薬物依存、カード依存、アルコール依存、ネット依存、ギャンブル依存、買い物依存、自傷行為

飲みすぎてませんか?お酒

アルコール依存症とは

アルコール依存症は、病気です。以下の症状はありませんか?

  • 毎日飲むうちに、酒の効き目が弱くなり、次第にお酒の量が増える(耐性ができる)
  • 酒がないと気分が落ち着かず、酒が欲しくなって、つい飲んでしまう(精神的依存)
  • 酒を飲まないと手がふるえる、汗がでる、眠れないなどの症状がでる。これを離脱症状といい、あらゆる手を使ってでもお酒を飲んでしまう(身体的依存)

アルコール依存症になると

アルコール依存症になると、以下のような問題が生じます。

  • 健康
    がん、糖尿病、肝硬変にかかりやすくなる
    こころの問題(孤独を感じる、自信を失う、自己嫌悪、落ち込み、イライラ、不安、不眠、妄想、幻視、物忘れなど)
  • 家庭・職場
    家庭の問題(夫婦の不和、別居、離婚、家庭での暴力、虐待、経済的に困るなど)
    職場の問題(遅刻・退職、ミスが増える、能率の低下、何度も転職するなど)
  • 事故・犯罪
    事故(飲酒運転、交通事故、転倒、転落など)
    犯罪(けんか、傷害、暴行など)

アルコール依存症を予防するために

依存症予防のために、「適正飲酒」を心がけましょう

  • 1日につきビールなら中びん1本、日本酒なら1合(180ミリリットル)、焼酎25パーセントなら110ミリリットル
  • 野菜やたんぱく質をとりながら飲む
  • 休肝日は1週間に2日続けてとる
  • 飲むと顔が赤くなったり、頭痛がする方は、急性アルコール中毒に注意

健康、家族・職場、事故・犯罪の視点から

知っていますか?ギャンブル依存

日本では、パチンコやスロット、競馬、競輪などは昔から娯楽として親しまれています。

しかし、のめりこみ過ぎて仕事を休んだり、借金を負ってしまったりということがあります。

始めは、現実逃避や勝った時に味わう興奮だけのはずが、「次こそ勝てるかもしれない」とのめり込み、1日中ギャンブルのことばかりを考えたり、借金を重ねたりすることで、経済的な問題や家族関係の悪化につながることが多いです。

ギャンブル依存症で起こる問題

  • 経済的な問題(多額の借金、生活苦など)
  • 家庭の問題(夫婦の不和・別居・離婚、家庭での暴力など)
  • 職場の問題(遅刻・退職、ミスが増え能率低下、何度も転職するなど)

自分を振り返るための質問

  1. ギャンブルのために家庭や周囲の人に嘘をついたり、行動をごまかしたりしたことがある
  2. 厄介ごとやイライラから逃れるために、ギャンブルをする
  3. 少しやるだけのはずが、やめられず賭け続けてしまう
  4. ギャンブル資金を作るために借金をしたことがある
  5. 負けたお金を早く取り戻すためにギャンブルをする
  6. ギャンブルの計画や資金のことばかり考えてしまう
  7. ギャンブルのために仕事に支障が出たり、家族に非難されたり周囲との関係が悪くなった
  8. 様々な支障が出てもギャンブルをやめられない

いくつチェックがつけば依存症という質問ではありません。

どのくらい、問題にはまり込んでいるかを知る目安になります。

ギャンブル依存症予防のポスター

一人で悩まず、相談を

あなたやあなたのご家族で、上記のチェックリストに当てはまる方、ギャンブルに関する悩みを抱えている方はご相談ください。
健康推進課では精神科医と相談員による個別相談を月二回実施しています。予約制で無料です。なお、保健師による相談は随時受けています。秘密は厳守します。

予約・お問合せ

健康推進課
電話 3802-3111 内線432

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お問い合わせ

健康部健康推進課保健相談担当

〒116-8507荒川区荒川二丁目11番1号

電話番号:03-3802-3111(内線:432、434)

ファクス:03-3806-0364

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