更新日:2022年5月15日
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本日、5月15日(日曜)、サンパール荒川や荒川公園などで、東京藝術大学美術学部彫刻科教授・原真一(はら しんいち)氏による、あらかわ街なか美術館ワークショップ「彫刻の魅力を知る」が開催されました。
32名の参加者は、彫刻の見かたや魅力を知るためのコツを学ぶ講習のほか、区内に設置している彫刻に直接触れる体験を行いました。
午後2時から始まった講習では、「彫刻というもの」と題し、日本を含む、各国の彫刻作品の特徴やその魅力について、原教授からお話がありました。彫刻作品に関心がある、多世代の方たちが参加した今回のワークショップ。参加者は、教授の話にうなづいたり、各作品の特徴をノートに書き留めるなど、熱心に受講し、彫刻について学んでいる様子でした。
講習後は、原教授の解説のもと、講習の会場であるサンパール荒川や区役所前の荒川公園に設置している、「荒川区長賞」受賞作品などの各彫刻作品を鑑賞しました。参加者からは、1作品ごとに、素材、制作現場の様子や制作過程など、多くの質疑がありました。
また、直接彫刻作品に触れる機会もあり、「初めての経験です。こんな触り心地なんだ。」と普段なかなかできない体験を通して、彫刻作品への理解をさらに深めていました。
参加した区内在住の女性は「区内の彫刻作品は普段から目にしていましたが、今回のワークショップを通して、その作品の背景などを知ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。」と話してくれました。
区は、昭和60年から彫刻のまちづくり事業を開始し、緑の多い広場、公園やゆったりとした歩道など、区民の多くが憩い、集う場所に彫刻を設置し、新しい景観、ゆとりと潤いの空間を区民に提供する魅力ある街づくりを推進しています。
現在130点以上の作品を区内各地に設置しており、区内全域を美術館に見立て、「あらかわ街なか美術館」として気軽に芸術に触れる機会を提供しています。
作品ごとに整備した二次元バーコードを読み込むことで、区ホームページにある作品の紹介を見ることができます。また、荒川区観光アプリ「あらかわさんぽ」では、彫刻のページや藝大区長賞作品を巡る散策ルートを追加し「あらかわさんぽ」内で自ら好みの彫刻を巡るオリジナルコースも作成できます。
荒川区と東京藝術大学は、卒業制作の作品を対象とした「荒川区長賞」受賞作品の設置等、より身近なところで芸術に触れる機会を提供できるよう連携しており、区内に設置している「荒川区長賞」作品は、30作品となります。
また、区の更なる芸術・文化振興を図るため、相互の人材及び物的資源を生かして、子どもたちを対象とした教室、コンサート、参加型のワークショップを開催するなど、芸術・文化振興に係るさまざまな事業について緊密な連携を図り、幅広い交流を進めています。
原教授による講習の様子
サンパール荒川内「フェニックスの翼」を鑑賞する様子
荒川公園内「青年の肖像」を鑑賞する様子
区役所内「シュプリンゲンー絆の和ー」に直接触れて理解を深める参加者
お問い合わせ
地域文化スポーツ部文化交流推進課文化振興係
〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎3階)
電話番号:03-3802-3111(内線:2521)
ファクス:03-3802-4769
区政広報部広報課報道映像係
〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)
電話番号:03-3802-3111(内線:2135)
ファクス:03-3802-0044
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