更新日:2020年6月17日
あらかわ区議会
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町田高(自民党)
待機児童対策と同様に、保育の質を高める取り組みも重要である。地域の核となる園を定め、拠点園として、地域全体の保育サービスの向上を図るべきである。同時に、保育士・保護者の負担軽減を図る取り組みを進めていくべきであると考えるが、区の見解を問う。
地域の拠点となる園を中心に保育ネットワークを構築し、連携・協力する体制の強化を図ること、また、保育士の負担を軽減させ、できる限り保育に専念できる環境を整えることは大変重要であり、現在、ベビーセンサーなどの機器購入に係る補助制度の創設や区立保育園における紙おむつの自園での処分を検討している。取り組みを進めること
で保育サービスの更なる充実を図っていく。
荒川区では、児童相談所の設置に向けた準備を着実に進めてきたことと思うが、検討すべき課題が山積している。開設に当たり、特に重要となる、子ども達を守るための様々な専門人材の確保・育成及び強固な組織運営のための安定した財源確保の見通しについて、区の見解を問う。
現在、開設時の即戦力となる職員を育成するため、先駆的な取り組みを実施する児童相談所に、専門職の職員を派遣している。また、財源確保についても、東京都と具体的な話し合いを始めており、真摯に対応する旨の回答を得ている。様々な課題を一つずつ着実に解決しながら、児童相談所の早期設置に向けて尽力していく。
学校施設の老朽化対策として、適切な時期に必要な改修を行う中規模改修の実施と財源の確保が必要である。実施にあたっては、教育環境への影響が大きい不具合への対応を最優先にするなど、優先順位を明確にした上で、計画的に進める必要があると考えるが、区の見解を問う。
学校施設の中規模改修については、不具合を早期に解消するとともに、施設の長寿命化による財政支出の縮減にもつながる、大変効果的な方策であると考えている。優先度に応じて、中規模改修も含め計画的に改修を行うことで、今後も良好な教育環境の整備に努めていく。
どれだけ学校施設を長寿命化したとしても、必ず更新時期は到来する。一定の年代に集中的に建設されたことからすれば、更新時期も集中することになり、管理上、財政上も困難になると考える。学校施設の建替えについても計画的に行っていくべきと考えるが、区の見解を問う。
建替えの際には、多額の経費を要するとともに、代替用地や代替施設の確保といった課題がある。また、施設の適正規模や適正配置を検討する必要があるなど、計画的に行うべきである。こうした諸課題を踏まえ、学校施設の建替えについても詳細に検討していく。
地震等の災害への備えとして、また、子ども達の良好な教育環境のために、区立小中学校体育館及び生涯学習センター体育館の空調設備の設置は、できる限り早期に進めるべきと考える。31年度の夏休みまでには全校設置すべきと考えるが、区の見解を問う。
学校体育館の空調設備については、今年度4校にモデルとして設置し、学校関係者や体育館利用者から高い評価を頂いている。早期に整備すべきとの指摘については、同様の認識であり、31年度の夏休みまでの全校設置について、積極的に検討していく。
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