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荒川総合スポーツセンターには渡辺慧菜氏の「Appearance of Tokyo 2020 ~pop city~」があります。
作品説明
自らが生まれ育った場所を象徴的に表現した、郷土愛がテーマの作品です。モチーフとなっている東京は日本の中心的機能を果たす街ですが、そこで生まれ育った私は、故郷としての郷愁と、多くの人々の活動や活気、時代の変化を感じます。一見高層ビルは無機的な壁のようですが、その向こうにはたくさんの人々が存在しています。それは今日、IT産業が発達しSNSなどのネットの中で画面の向こうに不特定多数の見えない人の存在があるのと少し似ている気がします。人が多い東京の街に人物をあえてモチーフとして存在させず、それぞれの地域の文化、環境の特徴をオノマトペ的な要素として形象化し、彫金の伝統技術、金属の持つ表情で形にすることで改めて、現代の東京の風景に様々な思いをめぐらせる契機になればと考えています。
南千住エリア
南千住6-45-5
5分
更新日:2024年2月29日