年頭にあたって（令和6年1月1日）

荒川区長
西川　太一郎

　あけましておめでとうございます。区民の皆様におかれましては、新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
　昨年は、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行し、わが国が「アフターコロナ」へと転換していく契機となりました。
　区においても、必要な感染症対策を継続しながら、川の手荒川まつりの実地開催や各地域での避難所開設・運営訓練の実施等、「自粛」から「再開」へ向けて舵を切った1年となりました。
　一方で、物価高の影響で食料品等の値上がりが続き、区民生活にも大きな影響を及ぼしています。
　このような状況を踏まえ、区では、特に物価高騰の負担感が大きい低所得世帯等への支援をはじめ、区立小・中学校における学校給食の無償化やプレミアム付き区内共通お買い物券の発売等、必要な取り組みを着実に実施して参りました。
　今後も、区民の皆様の命と健康を守るとともに、区内事業者をはじめとする地域経済を支える施策を進め、区民の皆様の笑顔を一つでも多く増やすことができるよう、職員一丸となって全力で区政運営を行って参ります。
　いまだコロナ禍の脅威は過ぎ去ったわけではなく、この冬は季節性インフルエンザ等との同時流行のおそれがあります。引き続き、手洗いや換気等、基本的な感染症対策の徹底をお願いいたします。
　本年の干支は辰です。辰には、干支の中で唯一空想上の動物である竜があてがわれており、幸運と繁栄、新しい始まりの象徴とされ、縁起の良いものとして親しまれてきました。
　本年が区民の皆様にとって、昇り竜のように活気あふれ、幸せな1年となりますよう、心からお祈りし、年頭のあいさつといたします。