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荒川区再発見アートの街 荒川6「東尾久」
> 杉野中尉殉難遺跡
荒川ゆうネットは、平成16年から22年までに開設されていたサイトです。
内容は、掲載当時のものとなります。
4. 杉野中尉殉難遺跡
上：ステンレスでできた
プロペラ飛行機
下：石碑
はっぴいもーる熊野前の中ほどに、小さなお社と石碑があります。その中央にはステンレスでできたプロペラ飛行機のモデルもあります。これはなんだろう、と思われる方もいるのではないでしょうか。
石碑は「杉野中尉殉難遺跡」とあります。1917（大正6）年、ここで不幸な事件が起きました。陸軍工兵・杉野治義中尉が下志津から所沢まで、野外飛行で帰航中、突風に襲われて水田に墜落してしまったのです。日本での飛行の歴史が始まってからわずか7年後の悲劇でした。
不幸なことではありますが、事故から学ぶこともまた歴史上必要なことであり、そうした尊い犠牲を忘れ去ってしまうことのないよう追悼の意味で石碑が建てられました。
はっぴいもーる熊野前は、いつも往来が絶えない商店街です。このお社と、石碑の前で両手を合わせていく人も、いまだ絶えず居ることに人情を感じた午後でした。
● 住所：東京都荒川区東尾久5−6
問い合わせ先 荒川区管理部情報システム課
電話：03-3802-3111（内線 2151）
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