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8. 延命寺 |
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延命寺は、もとは小塚原回向院の一部でしたが、明治28(1895)年、土浦線(現在のJR常磐貨物線)敷設工事のために線路によって分断され、昭和57(1982)年11月20日に線路の南側の部分が延命寺として開山しました。
高さ4メートル近く(1丈2尺)の大きなお地蔵様が目を引きます。この地蔵は27個の花崗岩からなる寄せ石作りで、一般には「首切り地蔵」と呼ばれる「延命地蔵尊」です。このあたりは小塚原刑場の跡地で、この地蔵尊は回向院の建立から75年後の寛保元年(1741年)に、刑死者を弔うために建てられました。その台座には当時の発願者の名前が刻まれています。この首切り地蔵は、もともと南千住貨物線の線路の南側にあったものが、先に述べた鉄道の敷設工事の際、現在の場所に移されました。そのため延命寺という名称も、この首切り地蔵=延命地蔵尊に由来します。
小塚原刑場は江戸時代、江戸の近郊ではりつけや獄門、火罪、斬罪などを行うお仕置き場として、品川の鈴ケ森とともに作られたもので、間口60間、奥行き30間のおよそ2000坪ほどの規模でした。この刑場は明治6年、7月に廃止されましたが、それまでに20余万人もの人が処刑されたと言われています。
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