トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 木地製造 浅井輝夫 ー平成8年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:433KB)(別ウィンドウで開きます)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
浅井輝夫(あさいてるお)さん
【故人】
木地製造(きじせいぞう)
蕎麦道具一式
20分
浅井さんの祖父・寅次郎氏は、15歳で神田の挟箱(はさみばこ)つくり屋へ弟子入りした。小伝馬町で仕事をはじめ、ともに修業した梅谷氏と弁当箱を考案。二代目父・鉄次郎氏は寅次郎氏について修業し、兄・重吉氏とともに神田富山町で仕事を始め、昭和2年(1927年)に町屋に移った。
三代目にあたる浅井さんは、大正12年(1923年)生まれ。小学校を卒業するとすぐに父について技術を修得し、以来、木地作り一筋に仕事をした。指物と同じ技術を使い、注文に応じて主に蕎麦道具、弁当箱などを製作した。江戸漆器の下地となる木地を作るためには、長年の勘をたよりに、漆を塗ったときの厚さを考えて寸法を取らなけれはならない。木地のほんのわずかな狂いも、漆塗りに響き、きっちりと仕上がらないという。浅井さんにとって寸分違わぬ寸法を生み出す当て板、カンナ、ノコギリ、ケビキなどの道具類は何よりも大切なものである。
平成7年度、区指定無形文化財保持者に認定。
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