更新日:2024年11月24日
あらかわ区議会
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並木一元(自民党)
区内の学校は建築年数の古いものが多く、計画的な建て替えを可能な限り早期に進めていくべきである。建て替えの順番や工事期間は、現時点でどのように想定しているのか。工事期間中の代替校舎の確保にあたっては、何よりも子どもたちへの影響を極力少なくするよう努めてほしい。また、全学校へのプール整備の必要性のほか、学校の適正配置や小中一貫校等についても、改めて必要性を検討すべきである。現在の検討状況及び今後のスケジュールについて、区の見解を問う。
速やかな修繕や計画的な大規模改修により、建物の長寿命化に努めるとともに、詳細かつ現実的な建て替えの検討を進めてきた。建て替えの進め方やプールも含めた学校施設の整備水準、具体的なロードマップなどを計画としてまとめる予定である。原則は古い順だが、順番の前後は想定される。工期もこれまでより長くなる可能性があり、代替校舎の確保やバス送迎なども検討していく。学校の適正配置や小中一貫校等についても考慮する必要があり、年内に中間報告として基本的な考え方の案を示す予定である。
近年のマンション建設等により、区内の一部地域では児童生徒数が増えている。区では教室不足が発生しないよう対応してきたとのことであるが、特別教室の普通教室への転用により、他の用途の教室が不足するなど、教育環境の悪化を懸念している。児童生徒数の増加に対するこれまでの対応と、現時点で将来的に教室不足が想定される学校の有無とその対応について、区の見解を問う。
マンションの建設計画の情報をつぶさに収集し、児童生徒数の厳密な推計を行っている。教室不足が想定される場合は、学校と十分協議し、余裕教室等を普通教室に改修している。近年、日暮里地区において児童生徒数が急増しており、第二日暮里小などにおいては内部改修だけでなく、増築校舎建設等も含めた対応が必要と考えている。マンション建設等の動向を注視しながら、今後も適切な対応に努めていく。
区では、令和3年6月にゼロカーボンシティを目指すことを宣言し、令和5年3月には荒川区地球温暖化対策実行計画の改定や、地球温暖化対策推進条例を制定し、具体的な温暖化対策を進める中で課題を明らかにした。今後、課題を解決していくために、どのような取り組みを行うべきと考えるのか。区の見解を問う。
区全体のCO2排出量は微減傾向で推移しており、削減目標を達成するためには、より一層の取り組みが必要と認識している。本年度、一部施設の電力を実質再生可能エネルギー化する手続きを進めており、今後は対象施設を本庁舎等にも拡大していく。また、交流都市との更なる連携を図り、環境負荷の軽減と環境意識の醸成に努めていく。
一部地域で試行実施してきたプラスチック回収を、早期に区内全域に拡大していくべきである。また、対象地域を拡大する際は、試行実施で得た知見を活用し、区民に向けた説明や広報をより充実させることを期待する。今後、区民とともに一丸となって、ゼロカーボンシティの実現を目指すべきと考えるが、区の方針を問う。
試行実施を通して、住民の方が分別等に分かりにくさを感じたことから、今後は動画などを活用し、より分かりやすい周知を行っていく。プラスチック回収の実施には区民の協力が不可欠となるが、区内全域で実施した場合、約2400トンものCO2削減効果が見込まれることから、現在、区内全域拡大に向け準備を進めている。
※ゼロカーボンシティ:脱炭素社会に向けて、令和32年(2050年)二酸化炭素実質排出量ゼロに取り組むことを表明した地方自治体。
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