更新日:2024年8月4日
あらかわ区議会
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茂木弘(自民党)
我が党は西川区長の当選以来、区長と協力し、区民の幸福実現に向けて努力してきた。西川区政においては、23区内での児童相談所の先行設置、全国に先駆けた小中学校のタブレットPCの導入、ゆいの森あらかわの開設、永久水利施設の整備など、各分野で多くの取り組みを実現されてきた。多くの区民も評価していると思うが、西川区政20年の総括を伺う。また、これらの功績を花道に、勇退を考える時期なのではないかと考えるが、西川区長の見解を問う。
生まれ育ち、愛する荒川のまちに少しでも役に立ちたいとの一心で、平成16年に区長に就任以来、国政や都政における経験と人脈もフルに活用し、区議会にもお力添えを頂きながら、全力で区政に取り組んできた。この20年の間に手がけた2,300を超える新規・充実施策は、区民が幸せを実感できる地域づくりに、多少なりとも貢献できたのではないかと自負している。次の世代への道筋を十分に示すことができたとの思いで、今期をもって、後進に道を譲ることとしたい。
西日暮里再開発は将来の区の発展に大きく関わる事業であり、他区からも集客できるような開発になることを期待している。一方で、昨今の建築費の高騰は凄まじいものがあり、西日暮里再開発への影響を心配しており、現在の計画と進捗状況を問う。また、区が所有する文化交流施設の検討状況はどうなっているのか。この施設が再開発の鍵になると考えており、商業施設及びコンベンションホールの床取得者である東急不動産に全ての計画を任せることを考えても良いと思う。更に、再開発ビルから西日暮里駅に直結する田端寄りの改札口の設置を要望するが、区の見解を問う。
文化交流施設は、東急不動産と様々な可能性を模索しながら魅力ある施設を目指していく。商業施設及びコンベンションホールは、準備組合が東急不動産の提案を踏まえた検討を進めている。区としては、まち全体に賑わいをもたらす再開発となるよう積極的に取り組んでいく。また、工事費の高騰により、今後、総事業費が増える可能性は高いが、まずは保留床処分金を増額できないか再開発の組合と調整する。補助金は、国や都の財源により担保され、組合設立以降での区の持ち出しはないと認識している。改札口の増設は区も同様の認識であり、JRに更に強く要望していく。
日暮里駅南口の紅葉橋のバリアフリー化について、「エレベーターの設置はJRの構内工事が済むまで待ってほしい」との話が以前あったが、現状はどうなっているのか。本当はエスカレーターの設置が望ましいが、エレベーターでも構わないので、早期に設置されることを要望するが、区の見解を問う。また、京浜東北線快速電車の日暮里駅停車についても、強く要望する。
エレベーターの先行設置については、歩行者の分散が可能となるエスカレーターとの同時設置が望ましいと考えているが、エスカレーター設置には、地下埋設物の移設に関し、各企業者との合意形成や費用面で課題が残されている。引き続き関係機関と様々な調整を行い、検討を進めていく。京浜東北線快速電車の日暮里駅停車については、引き続きJRに粘り強く要望していく。
コロナ禍を経て、公園に対するニーズが高まり、区民の要望も多様化している。日暮里地域は公園の絶対量が足りておらず、地域で唯一の大規模公園である日暮里南公園は、現在の形に整備されてからかなりの時間が経過し、施設の老朽化が進んでいる。区民のニーズを踏まえたコンセプトを持つ公園にリニューアルする時期と考えるが、日暮里南公園の今後の方針について、区の見解を問う。
日暮里南公園内の各施設については、これまでトイレの建て替えやパーゴラの設置など、利用ニーズに合わせて様々な改修を行ってきた。近年は地域団体によるマルシェが定期的に開催されるなど、同公園が果たす役割も少しずつ変化している。議会や地域住民等のご意見を伺いながら、計画的なリニューアルを見据えた今後の日暮里南公園のあり方について、鋭意検討を進めていく。
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