トップページ > 議会・選挙 > 荒川区議会 > 議事内容 > 一般質問 > 令和5年度定例会 > 9月会議 > 健康増進と難病患者の生活をサポートするための取り組みについて 夏目亜季(自民党・次世代)
更新日:2023年11月19日
あらかわ区議会
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夏目亜季(自民党・次世代)
区が平成28年度に策定した健康増進計画は、今年度が最終年度であるが、評価はどうなっているか。新たな計画の策定にあたり、健康に無関心な方を巻き込むことや性別や年齢の違い、また、生活の変化等を考慮する必要があるが、どのように計画を策定されるのか、区の見解を問う。
現計画で一定の成果が得られたものもある一方、生活習慣病やがん対策については引き続き重点的に推進する必要があると考える。これらも踏まえながら、ライフステージに応じた視点や無関心層へのアプローチを加え、生涯を通じた健康づくりに取り組めるよう、計画を策定していく。
がん患者のウィッグや胸部補整具の購入費用の助成に関し、検討状況を問う。また、がん患者への支援について区ホームページでの情報提供の他、具体的な取り組みはあるか。区はどのようにがん患者支援策を進めていくのか、見解を問う。
アピアランスケアの実施に向け、他区の状況も確認しつつ、具体的な準備を進めていく。がん患者への支援としては、看護師による相談対応等を行っている。支援団体に関する情報提供や患者の家族に対する同様の支援等が重要と考え、引き続き支援の検討に取り組んでいく。
区は、がん検診に胃がんリスク検査であるABC検診を実施しているが、本検診は効果的な対策型検診としては推奨されていない。エビデンスに基づきながら、効果が期待できるがん検診を検討すべきと考える。地域の健康への取り組みと財政効率の両面を考えた上での区の見解を問う。
胃がんリスク検査は、がん検診受診の意識醸成のために実施しているが様々なご意見を頂いているところである。今後も幅広く意見を伺いながら、エビデンスに基づくより効果の高いがん検診の在り方について検討していく。
高齢化が進む現代社会において、骨粗しょう症のリスクの早期発見と適切なケアの推進が高齢者の健康維持において重要である。骨粗しょう症のリスクは若年層にも存在しており、広く区民が骨粗しょう症検診を受けられる体制を整備することも視野に入れ、他自治体を参考に骨粗しょう症検診の実施に向けて、区の見解を問う。
区では超音波による骨密度検診を実施していたが、コロナ禍になり休止しており、現在は適切な検診に向けた検討を行うとともに、骨粗しょう症予防の普及啓発に力を入れている。検診の実施に向けて、関係機関との協議をさらに進めるとともに、普及啓発をより一層進めつつ、検診体制が整い次第、骨粗しょう症検診を実施していく。
HPVワクチンのキャッチアップ接種を公費で受けられる期間は令和7年3月までとなっており、普及啓発を早急に進める必要がある。子どもや保護者に接種の重要性をしっかりと理解してもらえるよう取り組むべきと考えるが、区の見解を問う。
今後、医師からのメッセージ動画配信の他、学校・学園祭での広報、保護者向けパンフレットの配布、小中学校でのポスター掲示やがん予防出前講座等により周知を図り、子宮頸がんがワクチンで予防可能であることを伝える工夫を重ねていく。
現状、福祉タクシーは指定難病の方にまで支援が拡充されていないが、難病患者についても、障がい者福祉タクシーと同等の年間限度額で、まずは通院の際に使用できるようにすべきである。過去に提案した難病患者の移動支援のためのタクシー利用助成について、具体の検討状況を問う。
区では、他自治体の事例について調査研究を行う等、支援の在り方について検討を行ってきた。国においても難病患者等に対する適切な医療や療養生活支援の拡充が取り上げられている。これらの状況を踏まえ、難病患者の方への移動支援の実施に向け、さらに検討を進めていく。
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