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更新日:2022年8月7日

あらかわ区議会 Arakawa City Assembly

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今後の財政運営と危機管理対策について 北城貞治(自民党)

北城貞治議員

北城貞治(自民党)

今後の財政運営について

 政治の力は、現場の力である。現場には空気があり、匂いがある。その空気と匂いを直接肌で感じることにより、施策の優先順位が分かる。そして、その予算が本当に必要なのかどうかという判断軸を持つことができる。もし、判断軸を持つことができなかったならば、それぞれの施策の効果検証が甘くなり、その結果、放漫財政となり、政治に対する信用が失われてしまう。こうした認識の下、自由民主党荒川区議会議員団11名が直接肌で感じた荒川区政の喫緊の課題を質問する。

 区の財政運営に関連し、我が党は、5月24日に6項目にわたる「コロナ禍における物価高騰等対策の強化に関する緊急要望」を区長に提出した。①子育て世帯や住民税非課税世帯への特別給付金の速やかな支給、②学校給食の食材費支援による円滑な実施と質の確保、③保育園、幼稚園等の子育て施設や介護事業所、障がい者施設等の燃料費高騰等を踏まえた事業継続支援、④公衆浴場の燃料費助成の拡充、⑤原油価格・物価高騰等の影響を受けている区内企業に対するきめ細やかな支援、⑥原油価格・物価高騰等に伴う様々な影響への臨機応変な対応である。これらの緊急対策の迅速な実施を強く要望するとともに、今後見込まれる財政需要を見据え、計画的で持続可能な財政運営を進めていくべきと考えるが、区の見解を問う。

 区はこれまで、不断の行財政改革を実施するとともに、財政フレームを策定し、計画的かつ安定的な行財政運営に努めてきた。物価高騰に関する緊急要望の各項目については、いずれも必要性が高いものであり、補正予算案に反映し、本定例会に提案している。今後も、優先度の高い施策については、国や都の財源等も最大限活用し、時期を逸することなく的確に実行していく。また、サンセット方式や行政評価の活用による事業の見直しを進めるとともに、改めて施策の優先順位付けを行い、より効率的で効果的な執行につなげる。あわせて、特定目的基金の計画的な積立を行うなど、持続可能で健全な行財政運営を行っていく。

危機管理対策について

「荒川区民の命は荒川区が守る」という強い信念のもと、今後の第7波に備え、保健所が本来業務に注力できるよう、庁内の協力体制の強化を図っていくべきである。また、病床確保は区内病床の割合を増やした上で、引き続き20床は確保すべきである。ワクチン接種に関しては、4回目接種対象者や若年層へワクチン接種の必要性を十分に周知すべきである。マスクを含めた感染予防策等を整理し、丁寧に周知し、理解・協力を求めるべきと考えるが、区の見解を問う。

 健康部では事務改善に努め、保健所の体制強化のためBCPの策定を進め人員や体制の見直しに注力してきた。迅速かつ効率的で効果的な執行体制を確保するとともに、感染状況に応じた病床確保に向け、医療機関と協議を進めていく。高齢者の4回目ワクチン接種への周知、若者の3回目接種の環境整備を進め、接種勧奨に努めていく。マスク着用については、国の指針を尊重しながら適切なマスクの着脱について周知を図っていく。

 商店街は地域の重要なインフラであるにもかかわらず、現状は空き店舗が増加し危機的な状況にある。商店会の解散を防ぐためにも、プレミアム率20%のお買物券の冊数を増やした発行や、都の補助金を活用したデジタルポイント還元の実施が重要と考える。ここ20年で商店街も48から38に減少しているが、商店会の解散に伴い街路灯が撤去された場合、通りに暗がりが生じる。住民の不安を和らげる意味からも、商店会の解散に伴う街路灯の新設・改修の取り扱いの方向性を明文化すべきと考えるが、区の見解を問う。

 プレミアム率を高めたお買物券は、関心も高く商店街を活性化させる効果があるため、冊数を増やした発行を検討する。これまでも商店会の解散に伴う街路灯撤去後も十分な明るさが確保できるよう、区の街路灯を整備してきた。今後も、丁寧な対応と、商店街路灯があった経緯を踏まえた街路灯の整備方針の明文化を行う。

その他の質問項目

  • 新病院について
  • 文化・スポーツのさらなる推進について

  荒川遊園スポーツハウスについて

  読書条例の制定について

  • 子どもの貧困対策について
  • 障がい児の健やかな育成と障がい者の親なき後に対する更なる支援策について

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