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更新日:2023年12月11日

あらかわ区議会 Arakawa City Assembly

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区民の命を守るための区のあり方と保育士や地域事業者等への別枠支援について 斎藤泰紀(自民党)

斎藤泰紀議員(自民党)写真

斎藤泰紀(自民党)

区民の命を守るための療養体制の整備と行財政のあり方について

 荒川区民の命を守るため、軽症者は宿泊療法、中等症以上は医療機関での入院治療、退院後は後遺症のケアを行うといった体制整備を区で行うことができないか。また、荒川区職員の執務環境の整備も必要と考えるが、区の見解を問う。

 軽症患者のホテル療養義務化について、受入体制の整備を引き続き都に要望し、重症・中等症者については、区独自で病床確保する制度の創設など、更なる地域医療体制の強化に取り組む。職員の執務環境の整備については、様々な製品の検証を行い、感染予防対策に積極的に取り組んでいく。

 10年来要望を続けたサンセット方式を活用した、事務事業見直しの進捗状況について問う。真に必要な施策を重点的に実施するため、早急に優先順位を決め、時代の要請を終えた事業の廃止も必要と考えるが、区の見解を問う。

 サンセット方式を活用した今年度の行政評価の中で、休止・完了、改善・見直しが見込める事業を分類し、約300の事業に終期を設定した。今後、これら事業における休止・完了等について、適切に判断し、歳出削減に努めていく。

 今後の長期にわたる財源不足、行政需要の増大、感染症対策等への歳出の増加が想定される中、未執行事業分の予算を有効に活用すべきであり、コロナ危機時代の財政運営の方針、予算編成のあり方について、区の見解を問う。

各種イベント等の中止や延期による現時点での予算未執行額は、総額で約10億円であり、未執行額の取り扱いについては、今後、十分検討していく。また、令和3年度予算編成でも、事業のあり方の見直しや、マイナスシーリングの設定など、計画的で持続可能な財政運営に努めていく。

保育士、小規模事業者、商店街・町会等への別枠支援を求める

 保育士、介護・障がい者施設等の現場で働く職員は、「密」を避けることができず、日々、コロナウイルスの恐怖にさらされ、精神的にも追い詰められている。荒川区で「この仕事に従事していて良かった」と感じていただけるように、更なる具体の支援を検討できないか、区の見解を問う。

 対象者と接する機会の多い保育・介護・障がい者福祉の現場の不安を少しでも取り除くため、各種給付金事業や巡回相談等を実施してきた。現場で日々奮闘する職員の気持ちに寄り添いながら、全庁で連携し、更なる支援の検討を進めていく。

 小規模事業者への支援やその周知は十分か。場合によっては廃業も視野に入れた支援の周知が必要である。また、年末のプレミアム付き商品券事業についても、販売数・販売方法、経費の支援等の検討の余地はないか、区の見解を問う。

 区では、中小企業等相談窓口を設置し、区内事業者の声を聞く中で、廃業に関する支援の重要性も認識している。支援策の周知についても、区内業界団体や金融機関等との連携をより一層強化していく。また、プレミアム付き区内共通お買物券については、全体の販売額を増額し、一部、郵送やネットによる抽選方式の販売も検討している。

町会は区民生活にとって、重要なインフラである。コロナ禍で、お祭り・盆踊り等の町会イベントが中止となり不要になった助成金の使い道について、未執行予算として基金に積み立てることも必要だが、一定額を町会活動に役立つ支援に活用できないのか、区の見解を問う。

 町会・自治会の会員が安心して活動できるよう、全町会・自治会に非接触型体温計を配付したほか、衛生用資器材についても順次配付を予定している。今後も継続的に活動できるよう、実効性のある支援の充実に努めていく。

その他の質問項目

  • コロナ禍に対応した教育の課題について
  • 重要性を増す女子医大移転後の新病院について
  • 荒川区最大の魅力発信拠点「あらかわ遊園」、新観光資源「宮前公園」
  • 更に魅力的な「ゆいの森」へ~新たな図書館・読書行政に向けて~

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