更新日:2020年6月17日
あらかわ区議会
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保坂正仁(公明党)
区は、平成26年度から3年計画を作り、区内街路灯のLED化を進めてきたが、その反面、LED照明に変えられなかった水銀灯や蛍光灯が、少し暗く感じられるようになってきた。LED化は経費削減の効果もあり、残っている全ての単独柱、商店街、私道の街路灯について、年次計画を立てて速やかにLED照明化を行うべきと考える。また、この機会に、常磐線や京成線等の鉄道高架下の区道の暗がり対策も同時に行うべきと考えるが、区の見解を問う。
街路灯のLED化について、単独柱は、LEDを含む環境配慮型ランプへの交換を順次進めていく。商店街街路灯は、今年度で28商店街のLED化が完了予定であり、残りは3商店街となっている。私道防犯灯は、今後も町会と連携し、LED化を進めていく。安心・安全な街づくりのためにも、区内全域のLED化について鋭意進めていく。また、鉄道高架下の区道の暗がり対策については、鉄道事業者と連携しながら、暗がりの解消に向け努力していく。
区内全てのごみ集積所の情報を誰が見ても分かるピクトグラム化することにより、ごみの分別が徹底され、街の美化にもつながると考える。また、悪質なごみ集積所への防犯カメラの設置は、不法投棄等の不法行為者の特定に役立つとともに、抑止効果も高いため、環境清掃部が「直接管理する防犯カメラの設置」をすべきと考える。さらに、ごみ減量化やリサイクルへ等の区民の日々の活動が、コストの削減や付加価値の高い事業への財源投入に繋がっていること等を伝え、更なる協力を促進していくべきと考えるが、区の見解を問う。
ごみ集積所のピクトグラム表示については、今後、新たな掲示看板を検討する中で、より分かりやすいイラストの採用等、改善を図っていく。ごみ集積所への防犯カメラの設置については、既存のカメラの活用とともに、警察と連携した巡回を強化するなど、積極的な取り組みを進めていく。コスト削減意識の向上対策については、削減額と同程度の予算で可能となる事業をピックアップして比較する等、分かりやすく解説し、新たな時代にふさわしい環境行動の実践につなげていく。
コミュニティの確立のためには、町会への加入が必要と考える。そこで、転入届受理の際には、転入先の町会ごとに、お祭りや盆踊り等の日時を積極的に窓口で紹介してはどうか。そして、転入者に対して、期間を決めて、防災訓練やお祭り、リサイクル事業への協力等の参加を促すダイレクトメールを送ってはどうか。さらに、特殊詐欺被害をゼロにしていくため、親子・親族としてのコミュニティの確立を促す等、区としての更なる対策と決意を問う。
転入時における町会案内や、期間を定めてのダイレクトメールでの案内は、町会への加入を促進する上で一定の効果が期待できるが、一方、町会ごとに実施するイベント等を窓口で紹介することは、運用上課題があるものと認識している。町会加入への働きかけについて、町会長を始め地域関係者とも相談しながら、取り組みを更に進めていく。特殊詐欺に関しては、今後、あらゆる対策を強力に推し進め、区内の特殊詐欺被害をゼロとし、区民が安心して生活できる、犯罪のないまち荒川区の実現に努める。
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