更新日:2021年11月14日
あらかわ区議会
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鎌田理光(自民党)
行政のDXの本来の在り方は、業務を徹底的に見直し、システムの最適化・標準化をした上で、地域課題の解決や新たなデジタルサービスを区民に提供していくことにある。それには、デジタルサービスの創出、提供、普及を生業とする民間人材の活用が不可欠であり、こうした人材を登用し「デジタル化推進課」を創設してDXを推進していくべきと考えるが、区の見解を問う。
国が定めた「自治体DX推進計画」では、自治体の情報システムの標準化・共通化等6つの重点目標が定められた。それに対応するには、ICTの知見を持ち、自治体現場の実務に即して技術の導入の判断や助言ができるデジタル人材の活用が不可欠と考え、全庁のコントロールタワーである情報システム課の体制強化の中で、提案の趣旨を踏まえ、そうした人材の活用等検討していく。
区の情報発信について、まだまだ改善の余地が多いと感じる。資料をPDF化してリンクを張る方式も利点はあるが、問題点も多い。このスマホ時代に、より分かりやすい形で情報発信し、どのような形であれば区民に行き届くのかを考える視点が大切だと考える。より効率的に情報発信のスキルアップを図るため、民間企業と積極的に交流すべきと考えるが、区の見解を問う。
区が発信する情報は、多岐に渡っており、情報量も多いことから、区ホームページではほとんどの端末で閲覧可能なPDFファイルを活用している。また、民間の専門家による研修等を実施し、情報発信について職員スキルの強化にも努めてきた。今後も、区民の利便性が向上するよう改善を図っていく中、民間のノウハウも活用し迅速かつ的確に情報を発信していく。
区と区民をつなぐ情報発信のためには、SNSの強みを生かした双方向の情報のやり取りを検討すべきである。既に実施している他自治体の取り組みを参考に、区民と行政が直接つながる機会を作り、自分が住んでいる街に興味関心を持ってもらえるきっかけづくりになる取り組みを行うべきと考えるが、区の見解を問う。
区では「区民の声」のメールに画像添付機能を加え、区民の皆様の意見を区政に反映させてきた。区民の皆様からの情報提供は有効な手段と考えるが、真偽不明確な情報等も寄せられる可能性がある中で、適切に情報の確認をしていく必要がある等の課題もあることから、まずは簡易なアンケート等への活用の可能性を検討していく。
生まれ変わる「新・荒川遊園」では、夜間開園に加え、平日昼間帯の利用促進を図ることが成功のカギと考える。平日も含め常に多くの利用があり、一定のブランドとして認識され、従業員もサービスレベルの維持・向上に意欲を持って取り組めるよう、アニメなどとコラボレーションしたイベントを、期間設定して実施してはどうか。荒川遊園ならではの集客策を展開し、魅力を高め、平日も多くの人で賑わう施設を作る取り組みを要望するが、区の見解を問う。
平日の日中の利用促進については、利用者増加のための重要な課題であり、ターゲットを見極め、しっかりと引き付ける新たな魅力の創出が重要と考える。アニメなどとのコラボイベントについては、荒川遊園の新たな利用者層に向けた強いアピール効果が期待できると考えられるので、他施設の事例も含めて調査・研究していく。
eスポーツは障がい者支援、雇用や高齢者へのやりがいづくり等の側面でも、脚光を浴びることが増えている。区内でも、年齢や時間、場所などの制約を超えた新たな地域コミュニケーションの創出といった理念も持ち併せ、イベント等を開催している団体がある。そうした団体と連携を取り、産業や観光だけでなく教育や高齢者、障がい者の福祉等、様々な側面でeスポーツを活用し、性別や年代を越えた新たな魅力を区に付与していくべきと考えるが、区の見解を問う。
eスポーツのイベント等を区内で開催することによって、地域の活性化や集客による産業・観光振興を図ることに加えて、障がいの有無や年齢に関わらず、幅広い層の方々が楽しむことが出来るものと認識しており、引き続きeスポーツの推進に向けて具体的な検討を進めていく。
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