更新日:2021年11月14日
あらかわ区議会
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明戸真弓美(自民党)
新型コロナウイルス感染症も、早2年近くになろうとしている。荒川区でも若い世代を中心に感染が拡大しているという状況の中、できうる限りの方策で区民の命を守って欲しいと考えている。感染急拡大が続くこの危機を乗り越えるために、人員体制も含めて、区としてどのように対応していくのか、区の見解を問う。
自宅療養者の急増に対応するため、入院病床を20床まで確保するとともに、毎日24時間対応できる救急相談や往診体制等を整備した。一方、ワクチン接種については、10月末に、約8割の区民の方が2回の接種を終了できるものと見込んでいる。さらに、様々な媒体を活用し、区民の皆様へ情報発信に努めている。
自宅療養者に対し、必要な医療を適切に提供するためには、医師会や医療機関との協力・連携体制の構築が必要である。また、食事の配送だけでなく、生活必需品に困っている自宅療養者の方にも、寄り添った対応をすべきである。一方、保健所職員の負担、緊張感が大きくなる中、職員の状態にも目を向け、急増する業務に耐えられる区の体制づくりが必要と考えるが、区の見解を問う。
自宅療養者に対しては、新たに健康観察の専門チームを立ち上げ、都や区の医師会・薬剤師会等と連携して、処方・訪問等必要な措置がとれる体制の構築に取り組んでいる。物資については、食料品に加えて日用品もお届けするなど、きめ細やかな対応に努めていく。保健所の体制については、職員の大幅な増員と各部からの応援など、全庁を挙げて対応している。
3回目のワクチン接種を含め、継続的な接種を進めていくためには、これまでの課題を踏まえ、現場が混乱しないよう接種体制を整備する必要がある。今から将来を見据えて、医師会との連携をさらに強化して行くべきと考えるが、見解を問う。
3回目の接種について、その動向は不明な状況であるが、国に対し、接種計画の早い段階での提示や、柔軟なルールの設定等について要望するとともに、医師会をはじめ関係機関との連携をさらに強化し、体制の整備に努めていく。
令和14年に区制100周年を迎えるにあたり、区の歴史を振り返ることができるものとして、記録した写真や映像など、区民も巻き込んで情報収集を行ってはどうか。また、荒川ふるさと文化館や広報など各所管と連携して区の歴史、文化を区民に広め、100周年に向けた機運醸成を図ることについて、区の見解を問う。
区において記録し、保存してきた写真や映像を活用し、区の歴史を振り返ることは重要であり、区民のご協力も得ながら、これからの時代にあった「荒川区の歴史」を残す方法を検討していく。また、展示のリニューアルなどを含めた荒川ふるさと文化館としての機能を充実させることで、区制施行100周年に向けた機運醸成を図っていく。
持続可能な行財政運営を推進していくための財政フレーム改定の進捗状況と今後の財政需要に対応するための財源確保について、区の見解を問う。また、行政サービスのデジタル化推進の動きを踏まえ、区民に寄り添った、より良い窓口サービスについて、区の見解を問う。
財政フレームは直近の状況等を踏まえた改定作業を鋭意行っているところである。今後の大規模な財政需要への対応については、基金や起債を活用するなど、安定的な財源の確保に努めていく。また、窓口サービスについては、デジタル技術と「人による支援」により向上を図っていく。
荒川区でもコロナ前に行っていた、小中学生や父親による幼稚園や保育園での一日保育体験などの交流事業は、人の孤立を防ぐことや、小中学生が幼児という存在を再認識することで気づきを得られること、また、幼児たちにとっても多くのことを気づかせてくれる貴重な体験である。区においての状況や認識について、見解を問う。
保育園と小学校の交流活動については、荒川区就学前教育プログラムにおいて重要な取り組みと位置づけ、進めてきた。幼児にとって、小学生との交流は、未来への期待を持つことができ、多くの気づきのある貴重な体験となっている。今後も、コロナ禍の状況を見つつ、学校・教育委員会等関係機関と連携し、交流活動を推進していく。
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