更新日:2020年6月17日
あらかわ区議会
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森本達夫(公明党)
精神障がいの正しい知識や理解が広がっていけば、早期発見、早期治療に向けた大きなカとなる。区として、講演会やセミナーの頻度を増やす等、様々な取り組みを積極的に行い、精神障がいに対する理解の促進を求めるが、区の見解を問う。
区は、精神保健福祉講演会、こころの病を持つ方の家族相談会等、様々な機会を設けてきた。今後も、障がい者団体や大学等と協力した講座やイベントの開催等を通して、区民の精神障がいへの理解促進に努めていく。
精神障がいのある方やその家族が地域で孤立することなく、生活を続けていける支援が必要である。そのためには、より相談しやすい環境をつくり、充実した相談窓口の設置や支援の拡充を図ることが不可欠と考えるが、区の見解を問う。
区では、精神障がい者相談支援事業所「コンパス」で本人や家族に寄り添った相談を行っており、「支援センターアゼリア」では相談事業のほか、日常生活を円滑に送るための多種多様なプログラムを実施している。相談体制の一層の充実とより相談しやすい環境づくりに取り組む。
児童相談所の区設置を踏まえ、子ども達のいじめを含めた様々な相談に対して、より具体的に対応できる場が必要である。子ども達が直接的に相談しやすい受け皿として、仮称「子どもサポートセンター」の設置を提案するが、区の見解を問う。
平成32年度の開設に向け準備を進めている児童相談所では、子どもサポートセンターのように、福祉や心理の専門家、弁護士等の配置を検討し、子ども達の様々な相談を受け止め、解決に向けて具体的に対応できる体制づくりを進める。
発達につまづきのある子どもは、早期に発見し、早期の療育が重要である。区では3歳児健診後は、就学前健診を実施しているが、就学に向けて療育が始められる5歳児健診の導入を提案する。
0歳から6歳までの成長過程における発達状況の確認が必要と思われる子どもがいる場合、たんぽぽセンターの子どもの発達に関する専門的な相談や支援に繋げている。今後、関係機関と連携を強めて、適切な支援に取り組んでいく。
日常生活の困りごとを解消するための家族支援として、子どもの課題を客観的に捉え、日々の対応方法等を保護者が学ぶ「ペアレントトレーニング」の環境を充実していく必要があると考えるが、区の見解を問う。
たんぽぽセンターでは、「ペアレントトレーニング」について職場内研修等により、手法や対象者の選定等の研究を進めてきた。今後、実施にあたり、参加しやすい雰囲気づくりに努める。
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