あらかわ区議会
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森本達夫(公明党)
団塊の世代が2025年に後期高齢者を迎えるにあたって、今から対策を講じていくことは非常に重要だと考える。そこで、健康・福祉分野の今後の区の展望や決意を問う。
引き続き「健康増進計画」において、重点目標を「糖尿病対策で健康寿命を延ばす」と「がん対策で早世を減らす」の二本柱とし、対策を推進する。また、地域包括ケアシステムを推進し、介護予防や重症化予防を重点的に進める。
区では、口腔衛生の講習会等で誤嚥予防の取り組みをしているが、さらに拡大・充実させ、より多くの方に誤嚥性肺炎予防の対策をとるべきと考える。ころばん体操等の会場や要介護者等に対する口腔ケアに誤嚥性肺炎の予防プログラムを取り入れ、予防対策の大々的な実施を提案する。
介護が必要な方を含め、口腔ケアの重要性についての理解を促進し、口腔機能の維持、向上のための体操等の実施拡大に努めるとともに、誤嚥性肺炎の予防プログラムの情報収集や研究等に取り組んでいく。
健康づくりのための運動や健康診断の受診に対して、ポイント付与を設ける「健康ポイント制度」を実施する自治体が増えている。区民に楽しく、無理せず、お得に健康づくりに取り組んでもらうため、制度導入を要望するが、区の見解を問う。
他自治体では、いかに運動習慣を継続してもらうかが課題となっている自治体もあると聞いている。また、費用対効果を踏まえて実施を検討していく必要がある。他自治体の取り組みも参考に、関係部署との連携を含め、検討していく。
文科省では、教員の長時間勤務を見直すことで、学校教育の質の向上に繋がる業務改善の取り組みの徹底を求めている。教員の働き方改革の第一歩として、教職員の勤務時間の実態の見える化を進めるために学校でのタイムカードの導入をするべきと考えるがどうか。
タイムカードの導入は、勤務時間を客観的に把握し、集計する上で効果的であると国の中間まとめに示されている。他自治体の導入状況を調査・研究していく。
多様化する保育サービスのニーズがある中、大きな役割を担っているのが保育ママである。休暇制度、講習受講の費用負担支援の充実を求める。また、環境整備や健康管理に対する補助を使い勝手の良いものにし、保育ママ確保の推進を求める。
区は保育ママに様々な支援を実施してきた。代替保育を行う保育者の雇上げ補助や一時保育利用補助を実施する等、安心して保育ができる環境整備にも努めている。引き続き保育ママの確保・充実を図り、働きやすい環境づくりの検討を進める。
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