あらかわ区議会
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吉田詠子(公明党)
近年、胃がんの原因のほとんどがピロリ菌だとわかってきており、ピロリ菌の検査方法としてABC検診がある。ABC検診の導入により、胃がんの罹患率減少等が期待でき、治療費の削減にも貢献すると思うが見解を問う。
区は、胃がん検診としては、死亡率減少効果が明確な、エックス線検診を引き続き実施するが、ピロリ菌検査の実施は、予防策として検討を進めていく。
ピロリ菌検診は現在都内8区で実施しており、墨田区では無料で受診できる。荒川区もがん検診同様、「ピロリ菌検診無料クーポン券」を発行し、受診しやすい検診を提供すべきと考えるがどうか。
無料クーポン券の発行については、他区の実施状況なども参考にしながら、検討する。
児童相談所の都から区への移管に期待するが、移管の合意から4年間の準備期間を要するとされている。現在の子ども家庭支援センターと児童相談所の役割分担はどうなっていて、連携に当たってどのような課題があるのか。次に、児童虐待の予防策として、保護者が安心して子育てできるような支援を行う必要がある。子育て交流サロンの開設に加え、研修を受けたボランティアが家庭を訪問し、保護者の悩みを聞く等の取り組みを実施してはどうか。さらに、区は、居所不明児童については、どのように対処しているのか。
都区間の連携には、一定の改善が見られているが、児童の状況により、担当機関が変わるなど、児童、保護者の立場に立った相談体制になっていない。同じ地域に2つの機関が存在する弊害が生じていると考え、児童虐待防止に効果的に取り組むには、住民に最も身近な区で行うべきと確信している。また、子育て交流サロン開設に向け、今後とも取り組むとともに、支援のスキルを身に付けたボランティアの育成や実施方法などを検討する。居所不明児童への対応については、警察や児童相談所との連携の強化を図っていく。
近年の猛暑に対する熱中症対策として、水を霧状にして噴射するミストシャワーの導入を提案する。特に体温調節機能が未熟な乳幼児が入所し、夏休みのない保育園から設置してはどうか。
ミストシャワーは、熱中症対策として効果が期待できると認識しており、保育園での導入について検討する。
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