地区別再開発事業概要　町屋駅前地区

町屋駅前地区は、荒川区の中央に位置し、東京メトロ千代田線、京成電鉄本線及び都電荒川線が交差する地区にあります。荒川区における中心的商業地域であり、交通の要衝として重要な位置をしめています。しかしながら、地区内には低層老朽木造家屋が密集し、未整備の狭く折れ曲がった道路が街区を形成するなど、商業・住環境の整備、防災性の向上を図ることが強く望まれています。

町屋駅前再開発事業位置図

町屋駅前西・東・中央地区

荒川区では、町屋駅前地区を市街地再開発事業により中心商業地区として再開発していくべき地区と位置づけ、昭和56年に町屋駅周辺地区整備基本構想を定め、この地域を西、東、中央、南、北の5地区に分け、地区内中央を貫く都市計画道路の整備と合わせた再開発構想を打ち出しました。その後、昭和62年、昭和63年に西地区、東地区と相次いで再開発ビルが竣工し、平成8年には中央地区の再開発ビルが竣工しました。

町屋駅前南地区

南地区は、平成9年に都市計画決定され、平成12年に地元権利者により設立された再開発組合が施行者となり、18年3月に住宅と店舗等の複合施設「マークスタワー」が完成しました。
本事業によって、良質な都市型住宅の供給のほか、公開空地と道路が整備され、地域の防災性と交通利便性の向上が実現しました。また、駅前にふさわしい商業施設の整備により、地域の活性化が図られ、安全で快適な都市機能を備えたまちが実現しました。

町屋駅前北地区

北地区は、平成17年3月に準備組合が解散しましたが、今後も地区内の密集市街地の解消や建物の不燃化を促進するための相談や支援を継続し、建物の共同化を始めとして、当地区にふさわしいまちづくり手法を検討し、併せて、道路等の公共施設整備を進めていきます。