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更新日:2021年9月16日
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緑のカーテン
「緑のカーテン」とは、つる性植物を窓際の植物ネットに這わせ、葉陰で夏の日差しを和らげて室温の上昇を抑える自然のカーテンです。
すだれやカーテンは日差しや照り返しを貯え、輻射熱(放射熱)が起こりますが、植物は生長するためにたくさんの水を吸いあげ、葉面から蒸散させる気化熱で周りの熱を奪い、温度を下げる効果があります。
荒川区は緑が少ないうえ、アスファルト道路や建物のコンクリート化でヒートアイランド現象となり、夜も気温が下がらない熱帯夜が続きました。緑のカーテンはエアコンなどのエネルギー消費を控え、気温の上昇を緩和することにも役立ちます。
サーモカメラ
下記の写真は本庁舎2階の緑のカーテンをサーモカメラで測ったものです。
表面温度 33.0度
2階本庁舎写真
日の当たっている防水ベランダ45.5度
緑のカーテン内側35.6度
緑のカーテン成長の記録
緑少ない荒川区にふさわしいのが緑のカーテンです。
どんなに植物を植える土地が少なくても、つるを垂直に伸ばすことで、緑化をすることができます。
4月
5月
8月
10月(本庁舎撤去)
モミジヒルガオの花
エコセンター
エコセンター
ゴーヤとキュウリ
緑のカーテンに適したつる性植物の紹介
- ゴーヤ(ツルレイシ)
- アサガオ類(モミジヒルガオ・アサガオ)
- ヘチマ
- フウセンカズラ
- キュウリ
モミジヒルガオの特徴
- つるの長さは4から8mにも伸び、緑のカーテンになる。
- 6月末から11月まで長い間、開花するので週一回は液肥を与えるようにしたい。
- 葉がモミジのように、5から7片に深く切れ込んでいるのが特徴。花の色は薄紫色で芯は赤紫色。花の径は、6から7cm程度。
- 開花は夏は早朝から昼すぎまで、秋になると終日咲き続ける。
- 挿し芽や株分けで増やす。
- 冬越しは中鉢に移し変えて、室内の日の当たる暖かい部屋で冬越しさせる。
- 乾燥した時期にハダニがつき、枯れる原因になる。
- 沖縄では雑草化しており、育てるにあたっては注意が必要
注意事項
- 地植えではなく鉢植えで育て、放置しないこと。
- 種は出来ないとされているが、ここ1、2年結実している苗もあるので、雑草化しないように気をつけて管理すること。
- 処分するときは、苗や根を掘り起こし、燃えるごみとして必ず廃棄すること。
お問い合わせ
環境清掃部環境課環境推進係
〒116-0002荒川区荒川一丁目53番20号
電話番号:03-3802-3111(内線:482)
ファクス:03-5811-6462