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更新日:2022年10月4日

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福島第一原発事故に伴う放射線の影響

放射線量測定に関する考え方及び経緯(平成23年10月)

放射線量の測定にあたっては、正確な値となるよう十分に配慮しなくてはならず、そのためには測定技術、測定設備機器及び放射線に関する知識が十分に備わっている必要があります。
これまで、特別区長会は東京都に対し、モニタリングポストを増設し定期的な観測体制を拡充することや、特別区全域で放射線量を測定すること、学校等における放射線量の安全基準値を早急に策定し公表するよう国に働きかけることなどを要請し、その結果、東京都はモニタリングポストの増設、都内全域を4キロメートルメッシュに区分した100か所の空間放射線量測定の実施を発表し、荒川区内でも荒川公園において測定が実施されました。
東京都健康安全研究センターにおいては、モニタリングポストによる24時間連続測定と、地表土から1メートルの高さでの測定結果が公表されています。専門機関が測定したいずれの数値も健康に影響を及ぼす量ではないことから、普段どおりの生活をしていて問題ないという結果でした。

東京都による荒川区内の空間放射線量の測定(平成23年度実施)

東京都健康安全研究センターによる都内全域100か所における空間放射線量の測定の中で、荒川区内においても測定が実施され「現時点においては健康に影響を与えるものではない」という結果が得られました。

測定場所

荒川公園(荒川二丁目2番3号) 児童遊園コーナー

測定日時

平成23年6月16日(木曜日) 午前11時30分から11時40分

測定結果

首都大学東京による調査(平成23年度実施)

首都大学東京により、荒川区内6か所の空間放射線量測定が実施され、区に情報が提供されました。

測定結果から年間被ばく線量を算出すると、全ての地点で国際放射線防護委員会が示す指標の範囲内となっており、健康に影響を及ぼすレベルではないと考えられます。

測定場所

  • 首都大学東京荒川キャンパス(東尾久七丁目2番10号)
  • 生涯学習センター(荒川三丁目49番1号)
  • 町屋三丁目児童遊園(町屋三丁目27番6号)
  • あらかわ遊園運動場(西尾久八丁目3番1号)
  • 日暮里南公園(東日暮里五丁目19番1号)
  • 汐入公園(南千住八丁目)

測定日

平成23年8月23日(火曜日)

測定結果

測定結果詳細(首都大学東京実施)(PDF:7KB)

荒川区による調査(平成23年度実施)

国のガイドラインが示されたことから、荒川区では、専門機関である首都大学東京に助言を受けながら、空間放射線量の測定を実施しました。
測定の結果、ガイドラインに基づく基準値(地表から1メートルの高さの空間放射線量が、周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高いこと)を超えない場合でも、清掃、土の入替等の措置を行いました。清掃等を実施した箇所については再測定も実施しております。
測定結果は、下記のとおりです。

測定結果(地区別)

測定結果(施設別)

学校・保育施設

公園・運動施設

身のまわりの放射線

参考までに、身のまわりの放射線について解説します。
私たちの身のまわりには、放射線を出すものがいろいろあり、私達は知らず知らずのうちに、いつも放射線を受けています。

宇宙線

まず、地球の外からは宇宙線が絶えず地球へやってきます。発生源の1つは太陽ですが、その他あらゆる方向から宇宙線はやってきます。高い所へ行くと宇宙線を遮る大気が薄くなるので、平地にいるより多くの宇宙線を受けることになります。例えば、富士山頂では5倍多くなります。また、東京ーニューヨーク間をジェット機で往復すると平地にいる人と比較して、0.1ミリシーベルト余分に放射線を受けることになります。これはエックス線胸部撮影1枚の被ばく線量より多くなります。宇宙線により1年間に人が受ける線量は、日本では平均0.3ミリシーベルト、世界の平均は0.39ミリシーベルトです。

地中の放射性物質

大地からは、そこに存在する放射性物質からの放射線が常に私達に放出されています。花崗岩はトリウム、ウラン、ラジウムなどの放射性物質を比較的多く含んでいるため、関東に比べ関西は大地からの放射線量が多くなっています。また、世界では通常の5から10倍も高い地域があります。大地から受ける1年間の線量は、日本では平均0.33ミリシーベルト、世界平均では0.48ミリシーベルトです。

空気中の放射性物質

空気中の放射性物質であるラドンやトロンからの放射線があります。それらは岩石、土中、コンクリート、建材などに含まれているラジウムが変化して出てくるものです。ラドンやトロンから受ける1年間の線量は、日本では平均0.48ミリシーベルト、世界の平均は1年間1.26ミリシーベルトであり、自然から受ける線量の多くを占めています。

食品中の放射性物質

日常的に口にする食品の中にも放射性物質が存在します。食品に含まれる放射性物質の主なものは、カリウムです。カリウムなどの食品中放射性物質から受ける線量の合計は日本の場合、1年間に平均0.99ミリシーベルト、世界平均では0.29ミリシーベルトです。

これら自然放射線の1年間に人が受ける線量の合計は、日本では平均2.1ミリシーベルト、世界平均では2.4ミリシーベルトになります。

※線量の数値については、環境省「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(平成29年度版)」中の年間当たりの被ばく線量の比較より引用

原子力災害への行政の対応

国の対応

東京都の対応

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お問い合わせ

環境清掃部環境課環境保全係

〒116-0002荒川区荒川一丁目53番20号

電話番号:03-3802-3111(内線:485)

ファクス:03-5811-6462

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