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■内海 桂子(うつみ けいこ)さんプロフィール

【経歴】
大正11(1922)年千葉県銚子生まれ、本名は安藤良子。浅草、南千住で幼少期を過ごす。小学校の頃から三味線や踊りの稽古を積み、昭和13(1938)年、高砂家とし松氏とコンビを組み、雀家〆子の芸名で漫才師として初舞台を踏む。昭和25(1950)年、14歳年下の好江さんと内海桂子・好江コンビを結成、歯切れのよい東京漫才の女性コンビとして注目を集め、昭和33(1958)年NHK漫才コンクールで優勝。平成9(1997)年に好江さんが亡くなるまで48年間に渡り、人気漫才コンビとして活躍。平成10(1998)年には、リーガル天才氏の後を受けて、漫才協団5代目会長に就任、後進の育成に熱意をかたむける。82歳を迎えた現在も、漫談、講演で舞台に立ち、映画、テレビドラマなど多数出演、芸達者ぶりを披露している。
【受賞歴】
昭和33年NHK漫才コンクール第1位、昭和55(1980)年、漫才師としては初めて芸術選奨文部大臣賞受賞、平成2(1990)年浅草芸能大賞、平成6(1994)年第45回放送文化賞など多数。紫綬褒章(平成元年)、勲四等宝冠章(平成7年)を受章。
【趣味】
相撲や野球のTV観戦。また、折りに触れ綴ってきた川柳や都々逸絵日記、絵画の実績を認められ、平成14(2002)年、銀座三越で初の個展を開催。評判を呼び、山梨県昇仙峡にある影絵の森美術館で常設展示されている。今年の5月に開催される三社祭の期間中は、浅草松屋で個展開催。自身の人生を綴った著書も多数出版。
インタヴューア 江坂裕子
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