荒川区 ぐるぐるグルメ スペイン料理とフラメンコ アルハムブラ
永山純子さん
このコーナーでは、荒川区内で味わえる世界各国の魅力的な料理をご案内します。
今回は西日暮里のスペイン料理とフラメンコのお店「アルハムブラ」を訪ねました。
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内容は、掲載当時のものとなります。
桜材で出来たステージは、板の下に空洞があって、太鼓のような仕組みになっています。フラメンコ独特のサパテヤード(足の動き)によって響く音。その音でだんだんと気持ちがのっていき、会場全体が盛り上がっていきます。最近は騒音問題もあって、なるべく音を出さない、響かせないステージが多い中、アルハムブラのステージは、「踊っている気持ちを満喫できるステージ」と、踊り手さんに喜ばれています。身体を楽器にする踊りですから、ギターや歌と一体となって踊り切ることで、とても元気になれるそうです。あの音、サパテヤードこそがフラメンコの真髄なのです。フラメンコは、かなり大きな音のする踊りです。ショータイムには、店の外まで音が響きます。普通なら周りのお店から苦情が殺到するのでしょうが、そこはこの地で開店して37年という、最古参の強み。フラメンコの音が、西日暮里駅前の「当たり前」になっています。
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☆ パエリア(2人前 ¥3,400) ☆ マッシュルームのガーリックソテー(¥1,200) 人気メニューのパエリアとマッシュルームのガーリックソテー。「ブイヨンはスペインの三ツ星レストランのレシピと同じ。煮込んでいる時の匂いのよさといったら格別です」(永山さ |
以前は、本場スペインに寮を持っていました。料理人達を、現地で修行させるためです。今も、スペイン人の料理人や、スペインで修行してきた本場仕込みの料理人達が、厨房で腕によりをかけて日々美味しい料理を作っています。一番人気のメニューは、圧倒的人気を誇る「パエリア」ですね。魚介のブイヨンがすごく美味しくて、それで炊き込むパエリアは絶品です。他にも、卵にジャガイモとタマネギを小さく切って丸く焼いた、スペインでは「金貨」と呼ばれるトルテージア、牛ミノの煮込みも人気で女性のお客様も好んで注文されますよ。マッシュルームのガーリックソテーは、パンにそのソースをつけて食べると最高に美味しいです。
創業者である会長がよく言うんです、「フラメンコは、食事をしながら観るステージとして最高だ!」と。世界中見渡しても、こんなに食べることとマッチする踊りはないと言います。フラメンコがどんどん場を賑やかに、情熱的に盛り上げていくからでしょうか。スペイン料理は、パエリアもそうですが大皿でお出しして、みんなで分け合ってワイワイ楽しく食べるのがスペイン流。これからも、美味しくて楽しくて賑やかなスペインの食と芸能、二つの文化を、西日暮里からどんどん発信していきたいです。
踊りたくてウズウズしている方、弾きたい、歌いたいとウズウズしている方。
お友達と踊りたい、フラメンコを通していろんな方と交流したい。
そんな方のために、アルハムブラでは普段着で踊れる自由な時間を設けています。
セビジャーナスはフラメンコの中で最もポピュラーで、毎年4月に、スペイン・アンダルシア地方セビージャで行われるフェリア・デ・アブリル(春祭り)で踊られるのが有名です。日本の「盆踊り」にたとえられるのが多いのですが、3拍子系でリズムが掴みやすく、フラメンコ初心者が一番始めに習うことが多いのがこのセビージャです。
セビジャーナスを一緒に踊りませんか。
※日時/毎週月曜日、15:00〜22:00(祝日を除く)
※参加費/無料(食事は通常通り)
※更衣室あります。
※他にヌメロも踊れます。
ヌメロとは、「数、ナンバー」のことを意味する言葉で、フラメンコでは、「ソレア」「アレグリアス」などの定番の曲種をいいます。
ステージで踊る機会の少ない方や、ステージで踊る感覚を掴みたい方に、無料でステージを開放します。ペーニャとはスペイン語で「愛好会、同好会」という意味があります。フラメンコの三大要素である、カンテ(歌)、バイレ(踊り)、トーケ(ギター)をさらに高めることを目的とした会です。
※日時/毎週日曜日、15:00〜22:00の間の60分間
※ステージ使用料/無料。(ただし、照明・音響代として¥5,000が必要です。
※代表者を決めて、グループ(バイレ、ギター、カンテ)でご参加ください。
※更衣室あります。
※通常通り飲食もお楽しみいただけます。