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内容は、掲載当時のものとなります。
休日の南千住駅や日暮里駅前では、ひとりで、または数人のグループで、地図を片手に散策する人々を見かけます。区民には「あるのがあたりまえ」のお寺や神社なども、その歴史や建物に興味を持って見て回っている人がたくさんいます。そうした方々からのリクエストに応じて、荒川区の観光スポットや史跡、文化財などを案内するのが『荒川区観光ボランティアガイド』です。
観光ボランティアガイドの役割は、他の地域から荒川区へ足を運んで来る「お客様」の希望に応えながら、そこに暮らす住民として生活に密着した情報を含めてお伝えすることです。また観光ボランティアにとっては、人を案内することで荒川区の魅力を更に再発見できる貴重な体験となります。荒川区に魅力を感じたお客様がリピーターとして家族や友達を連れて訪れてくれる。そんな好循環を生み出し、地域を活性化する力になるのが、観光ボランティアガイドとして活躍する醍醐味です。 ◎これまでの活動状況◎・ 埼玉県川口市からの団体13名 ガイド4名で南千住地域を案内 【参加者の感想】
・ 荒川区を知ってほしいという熱意を感じた。 *通常のボランティアガイドの活動以外にも、JR東日本(JR日暮里駅・西日暮里駅)の主催する「駅からハイキング」や荒川区・北区の主催する「都電荒川線沿線ウオークラリー」において、観光スポットガイドなどにも協力しました。 南千住と日暮里のコースを案内するということで、打ち合わせ中のボランティアガイドのみなさんに、『観光ボランティアガイド養成講座』を受けられた動機やガイドの面白さを伺いました。
富田さん 南千住の駅頭に立っていると、グループで荒川区のまち歩きをしようかという人達をたくさん見かけます。そういう人達のご案内の手伝いができれば、と思っていたところでしたので、タイミングよく『観光ボランティアガイド養成講座』に参加しました。荒川区の魅力をアピールできれば、さらに多くの人が来るようになり、地域の活性化に役立つでしょう。南千住や日暮里地域は大きな変貌期にありますから、こういう時に古くからの歴史を振り返りながら私たちの暮らしている街の変化を見ていただきたいと思います。
西尾さん 町屋で生まれ育ちましたが、結婚してから夫の転勤で大阪、福岡、名古屋などで過ごしました。数十年経ち、今は生まれた街に戻りましたが、二十歳頃まで暮らして過ごした場所なのに地元の歴史や街のことを何も知らないことに気がつきました。たまたま区報で『観光ボランティアガイド養成講座』を知り応募しました。学校で何を勉強したの?と思うほどに一からの勉強ですが、学校では教えてもらえなかったことがたくさんありとても楽しい講座です。たとえば、南千住の『小塚原(こづかっぱら)』に江戸の刑場があったこと、杉田玄白が刑場で罪人の死体の腑分け(解剖)を見学し『解体新書』を翻訳、出版を手がけたことは学校や教科書で習ったはずなのに内容を新発見!再発見!訪れる多くの方に、私が「スゴイ」と思ったことを街の魅力とともに宣伝したいです。
内山さん 私は、就職列車で上京しました。戦後の高度成長期の真っ只中の昭和37年から荒川区に住み、夢中で働いてきました。定年になって時間ができたのでいろんなことを始めてみました。その一つが、観光ボランティアガイドです。ガイドとして皆さんを案内することにより少しずつですが勉強していくと、荒川の街にはさまざまな魅力がたくさんあることがわかってきました。自分のペースで学び続け、観光ボランティアとして活躍していきたいと思っています。
新澤さん いろいろな史跡などを説明していると「歴史があるのね」と興味深く関心を深めてくださったり、関連したいろいろな質問をしてくださる、そういうことがまた自分の勉強になります。観光ガイドになって楽しいですよ。皆さんにいっぱい伝えたいことがあるけれど、案内できる時間は限られているから、短い時間のなかで魅力のポイントを絞ることが難しいですね。繰り返し荒川区内の歴史や史跡のことを人前で話して経験するうちに、自分にもよりいっそう理解することがあってだんだん深くわかってきますね。観光ボランティアガイドは、毎回楽しいですよ。 ◎1月19日(土)の活動の様子◎「歴史を訪ねる旅」の総勢54名のみなさんを案内。午前中は南千住、午後から日暮里を歩きました。54名を2班に分け、ガイド4人も二人組になり、先頭と最後尾についてみなさんをガイドしました。
<コース>
【午前】
【午後】
区報などで募集する『荒川区観光ボランティアガイド養成講座』を受講していただきます。フィールドワーク、検定を含む全10回の講座を約3ヶ月かけて受講していただいた後、荒川区観光ボランティアガイドとして登録いただきます。養成講座は、現在第二期まで修了しています。次は第三期となります。 ●ガイドを利用できる方区外の方を含む5名以上の団体。 ●ガイドを利用できる日時
年末年始(12/29〜1/3)とお盆(7/13〜16)を除く、通年。 ●ガイド料金無料。資料配布も原則的には無料です。ただし、入館料、拝観料の必要な場所でガイドを希望される場合は、担当ガイド分の費用をご負担いただく場合があります。 ●お申し込み利用日の2週間前までに「荒川区観光ボランティアガイド事務局」まで、電話でお申し込みください。ボランティアとの日程調整によってはご希望にそえない場合もあることを予めご了承ください。 <お申し込み・お問い合わせ>
荒川区観光ボランティアガイド事務局 |
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