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内容は、掲載当時のものとなります。
登録メンバーは、小学校1年生から高校3年生まで約40名です。昨今の子ども達は、塾や習い事に忙しく、メンバーが普段の練習に集まるのは約30名程度です。 |
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| みんな仲良し |
メンバー間に年齢差がある合唱隊では、互いに年齢の枠を超えて支え合っています。年長者が年下の子どもの世話をしたり、年下の子どもが年長者を見習ったりと、まるで兄弟姉妹のような関係です。入隊から卒業まで十年近く一緒に活動することにより、幼なじみのような関係も生まれます。
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| さまざまな世代が集う |
様々なシーンで共に行動し、舞台というプレッシャーを乗り越えていく過程で、互いの強さや弱さを認め合うことが出来ます。
また合唱は、一人一人のパート(居場所)があってこそ成り立つ世界です。協力しあい、ひとつの歌を皆でつくりあげる喜びは、教育的にも素晴らしい体験だといえるでしょう。
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| 丸木美術館で心を込めて歌う |
年二回の定期演奏会に加え、国際交流や福祉の場で歌うことがあります。歌があるからこそ関われる出会いを大切に、子ども達に提供してあげたいと考えています。
医師会からの依頼で、難病の患者さん達の前で歌わせていただくこともあります。
荒川区と済州市の姉妹都市提携の記念レセプションで、「青い心白い心(パランマウル ハヤンマウル)」をハングル語で歌ったことも思い出深いです。
子ども達の歌が会場に響くと、観客の表情は柔らかで優しくなります。自分たちの歌声が人々を癒していくのを感じることで自覚や自信を得ていきます。
また、「丸木美術館(埼玉県東松山市)」で「原爆の図」を前に歌う時には、事前にメンバーで戦争資料館で学習をしました。
丸木美術館では、大きく描かれた悲惨な絵を前に、同行した大人の方がたじろいでしまいましたが、小学校一年生の男の子は「猫も死んじゃうんだね」と心の目線で見た感想をそのまま口にしていました。
戦争が単にいけないという抽象的な観念だけでなく、戦争で幼い命を落とした子ども達へ心を込めて歌うことで歌で何が出来るのかを学んだと思います。
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| 準備は協力しあって行います |
メンバーの親達が構成する合唱隊をサポートする会です。親も一緒に舞台をつくるという考え方で、楽屋での着替えや出番のチェック、照明やチラシの印刷まで何でもこなしています。メンバーにとって父母は心強いサポーターですが、一スタッフとして合唱隊と関わっている場面では、例え自分の親であっても「みんなのために手伝ってくれるお母さん」として「○○さんお願いします」と名字で呼ばせています。
自分の子どもと同じ様に、他の子どもの成長が楽しみです。「父母の会」の皆で子育てをしている感じですね。
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| 責任とやりがいを感じています |
舞台の前には「みんなで頑張ろう」と盛り上がったり、歌う仲間がいる楽しさを感じます。
本番前に先生に怒られたり、メンバーが言う事を聞いてくれなかったりした時は辛い思いをします。私はトップとして、様々な舞台にメンバーを引率したりスタッフとの話合いに参加します。
年下のメンバーに舞台や練習の内容を理解してもらうのは難しいことですが、言い方を少し変えることで、真剣に聞いて協力してくれるので勉強になります。
トップになって一年ですが、責任の重さを感じつつも舞台で楽しく歌うという初心は忘れずにいたいです。12月には定期演奏会がありますのでぜひ来てください。
●東京荒川少年少女合唱隊ホームページ
http://arakawa-bgc.com/
●東京荒川少年少女合唱隊後援会のご案内
東京荒川少年少女合唱隊への支援を平成10年から行っています。
後援会の皆様には年2回の定期演奏会のチケット進呈、活動報告、創立式典へのご招待をいたします。
【後援会費】
一般会員 1年間 1口 5,000円
法人会員 1年間 1口 20,000円
詳細は東京荒川少年少女合唱隊後援会事務局迄お問い合せください。 TEL & FAX:03-3894-7926(飯島方)
※取材記事は平成18年12月現在のものです。