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更新日:2021年1月20日
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青年の肖像の画像
この作品は平成28年度東京藝術大学卒業・修了制作作品で第11回荒川区長賞を受賞した作品です。制作者は今井亮介氏です。
制作者の作品説明
この作品は、人間の持つ心の葛藤や弱さについて考え制作しました。一つの大きな石の塊から二体の人物像を彫り出しており、同じ人物の異なる側面を表現しました。一方は堂々と生きる力強さを持つ像で、もう一方は怠惰で弱く前進する力を持てない像です。一人の人間の中に渦巻く感情や、自己肯定感、自己否定感を表現しました。私自身もこの時代の中で彫刻という表現を得て前進しようとしている一方、怠惰や狡さといった人間的な弱さも持ち合わせていると感じます。多くの人間の中の一人の人間の例として、私自身の形をモデルに制作を進めました。また、素材として使用した黒大理石(ネロクラウン)の持つ模様や質感は独特でとても面白いものでしたので、なるべく塊感を残し、磨くことによって作品に様々な表情を与えることができました。足は塊の中に埋没しており、一体の人間であることの表現と同時に、地に足が着いているのか歩いているのか、生き方の曖昧さの表現としています。
所在地 |
荒川2-2-3 荒川公園 |
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制作者 |
今井亮介 |
彫刻材料 |
大理石 |
サイズ(mm) |
H1800×W700×D750mm |
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