竹工

更新日:2015年7月15日

和竿(わざお)

中根喜三郎(なかねきさぶろう)さん(竿忠)

昭和6年生まれ(南千住五丁目11番14号)
天明3年に泰地屋三郎兵衛こと松本東作が江戸で釣竿を作り始めたのが、現在の和竿の原型といわれている。中根さんの高祖父の音吉氏はその東作に弟子入りして、技術を修得し「釣音」として浅草で独立した。その長男の忠吉氏が初代「竿忠」を名乗り、中根さんは音吉氏から数えて5世目、4代目「竿忠」にあたる。竹探しから漆塗りまで120といわれる工程を一人で手がける。
昭和60年度に荒川区登録無形文化財保持者、平成11年度に荒川区指定無形文化財保持者に認定。また、平成8年に黄綬褒章を受章した。

花かご

武関章(ぶせきあきら)さん(翠篁)

昭和33年生まれ(西日暮里三丁目13番5号)
花かごは竹工芸の一種で、武関さんはデザイン、竹の選定、から竹割り、染色、編み、仕上げまでの全工程を行い、編み目に技巧を凝らした花かごを中心に製作している。
武関さんは、荒川区登録無形文化財保持者である武関隆氏の子息で、竹工芸翠屋の三代目である。関東の名工である飯塚鳳斎氏に師事した初代の祖父・幾之助氏の頃より代々現在地に工房を構えている。父・隆氏に師事したほか、大分の名工・門田二篁氏、飯塚鳳斎の孫・小カン斎氏や京都の名工・五代目早川尚古斎氏らからも学んで技術を高めた。
同61年に日本伝統工芸展初入選。同62年に伝統工芸新作展初入選。同63年に伝統工芸木竹展初入選。平成元年、日本工芸会正会員。日本伝統工芸展の木竹芸部門の鑑査委員を務める。平成4年、東京都知事より青年優秀技能者賞受賞。また平成21年、文化庁の文化交流使としてドイツで、ハンブルグ美術館の所蔵品の調査や同美術館での実演を行った。
平成23年度に荒川区登録無形文化財保持者に認定。

荒川ふるさと文化館

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