ここから本文です。
アタマジラミは人の頭髪に寄生するシラミです。
ケジラミやコロモジラミとは別の生き物です。
頭皮から血を吸って生きています。吸血された場所がかゆくなります。
次のような場合にはアタマジラミが寄生しているおそれがあります。正しい知識をもって適切な対策を行いましょう。
頻繁に洗髪していても、アタマジラミに寄生されてしまうことがあります。
卵の大きさは0.5ミリメートル程度で、白っぽい色をしています。ふ化した直後から吸血を始めます。
アタマジラミの卵(ふ化した後) 写真:国立感染症研究所提供
成虫の大きさは3ミリメートル程度です。かぎ状の足で髪の毛にしがみつきながら、髪の間を素早く動き回ります。羽がないので、飛ぶことはありません。
成虫の寿命は1か月から1.5か月で、吸血しないと3日ほどで死んでしまいます。
アタマジラミの成虫 写真:国立感染症研究所提供
アタマジラミは清潔な暮らしをしているかどうかには関係なくうつります。
以上のようなことでアタマジラミが移動します。
アタマジラミに寄生したからといって、登校・登園、プール・遠足などの行事への参加、友達と遊ぶことについて制限はありません。また、病気を媒介することもありません。日ごろからヘアブラシ・タオル・帽子・寝具の共用をしないように注意しましょう。
成虫や幼虫は頭部を動き回るので、寄生数が少ないと見つけにくいことがあります。そのため、髪に付着している卵を探します。
わかりにくい場合は髪の毛ごと切り取り、保健所へお持ちください。
子ども自身の洗髪は洗い方が不十分になりやすいので、大人が洗髪してあげましょう。
卵は1週間ほどでふ化するので、梳き櫛を使用した駆除は10日間は続けましょう。
アタマジラミに寄生されてしまったときは、家族間でうつさないように対策が必要です。以下のことに注意してください。
対策が不十分ですと、互いにうつしたりうつされたりを繰り返し、なかなか駆除できないことがあります。
保健所では、アタマジラミやその卵の確認、対処法の説明、駆除用の梳き櫛の貸し出し、資料の配布などを行っています。
お気軽にご相談ください。
こちらの記事も読まれています
お問い合わせ
健康部生活衛生課環境衛生係
〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(内線:426)
ファクス:03-3806-2976
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください