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更新日:2022年11月9日

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ダイオキシン類とは

ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)及びコプラナーポリ塩化ビフェニル(Co-PCB)の総称で、発がん性などが問題視されています。
ダイオキシン類は、工業等で意図的に製造されているのではなく、焼却時の不完全燃焼などにより生成されてしまう物質であり、廃棄物焼却、燃焼工程を持つ製造業、農薬の不純物、PCB製品などが発生源と考えられています。

耐容一日摂取量(TDI)

長期にわたり体内に取り込むことにより健康影響が懸念される化学物質について、その量までは人が一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと判断される体重1kgあたりの1日の摂取量を耐容一日摂取量(TDI)といい、ダイオキシン類対策特別措置法(平成12年1月15日施行)では、ダイオキシン類の耐容一日摂取量は、4pg-TEQ/kg/日とされています。

環境基準

ダイオキシン類に関する科学的な知見が向上した場合、基準値は適宜見直されます。

環境基準(ダイオキシン類)
媒体 基準値 測定方法
大気 0.6pg-TEQ/立法メートル 以下

ポリウレタンフォームを装着した採取筒をろ紙後段に取り付けたエアサンプラーにより採取した試料を、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計により測定する方法

水質
(水底の底質を除く。)
1pg-TEQ/L 以下 日本工業規格K0312に定める方法
水底の底質 150pg-TEQ/g 以下 水底の底質中に含まれるダイオキシン類をソックスレー抽出し、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計により測定する方法
土壌 1,000pg-TEQ/g 以下

土壌中に含まれるダイオキシン類をソックスレー抽出し、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計により測定する方法

備考

  • 基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値とする。
  • 大気及び水質(水底の底質を除く。)の基準値は、年間平均値とする。
  • 土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量が250pg-TEQ/グラム以上の場合には、必要な調査を実施することとする。

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お問い合わせ

環境清掃部環境課環境保全係

〒116-0002荒川区荒川一丁目53番20号

電話番号:03-3802-3111(内線:485)

ファクス:03-5811-6462

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