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更新日:2024年3月21日

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東京藝術大学卒業・修了制作作品への第18回荒川区長賞~感性豊かな芸術家の卵の優れた彫刻作品を表彰~

 3月21日(木曜)、サンパール荒川において、東京藝術大学卒業・修了制作作品への第18回荒川区長賞授賞式が行われました。

荒川区長賞は、区内の公園や公共施設など身近な場所に、藝大卒業・修了生による優れた芸術作品を設置すること通じて、広く区民に良質な芸術に触れる機会を提供し、地域の文化振興に寄与することを目的として、毎年、東京藝術大学卒業・修了制作作品の立体部門から優れた作品を表彰するもので、平成19年度に創設され、今年で18回目になります。

 今年は、荒川区顧問で彫刻家の平野千里氏をはじめとする4名の審査委員による厳選なる審査により、岩津光洋(いわつ こうよう)さんの作品「Obsession(おぶせっしょん)」が荒川区長賞に選ばれました。

 授賞式では、谷井地域文化スポーツ部長から、岩津光洋さんに賞状と副賞の奨学金が手渡されました。

 受賞した岩津光洋さんは「この1年間、制作漬けで、細部まで作りこんだので、この度、この作品を認めてもらえて、素直に嬉しいです。この作品は、空間性であったり、細かい表情なども見どころですので、そういったところを見ていただければと思います。」と話してくれました。

受賞作品について

  • 作品名 「Obsession(おぶせっしょん)」(工芸(鋳金))
  • 作者名 岩津光洋(修士)
  • 素 材 真鍮・ブロンズ
  • サイズ 幅58センチ・奥行57センチ・高さ61センチ(重さ 60キロ)

作品説明

 この作品は3匹の生物が中心部の形を蝕む様子を表現しています。ハゲタカが象の死体を食べているシーンからインスピレーションを得ました。生物の形は、腐肉食の大型鳥であるハゲタカやコンドルを基にデザインし、中心部分は私の肉体への執着から生じる不安を水や木、肉などの要素を融合させ、執着が膨れ上がる様子を描写しています。さらに、造形は原型から鋳造、仕上げの彫金技法まで、全て私自身の手によるもので、特に生物の細部には執拗なこだわりを反映させました。生物が中心部の形を蝕むことで、執着の儚さと自然の力強さとが交錯する瞬間を表現しました。 

荒川区長賞について

 荒川区と東京藝術大学は、平成20年に「芸術・文化振興のための連携に係る合意書」を締結し、以来、様々な連携事業を行っています。荒川区長賞は連携事業の一つで平成19年度に創設されました。毎年、卒業・修了制作作品の立体部門から優れた作品を表彰しています。受賞作品は、区民が優れた芸術作品に身近に触れ合う機会とするため、区内各所に設置されており、この度の受賞作品を含めると32作品となります。

岩津光洋さんと受賞作品

岩津光洋さんと受賞作品

授賞式の様子

授賞式の様子

受賞した岩津光洋さん

受賞した岩津光洋さん

受賞作品「Obsession(おぶせっしょん)」

受賞作品「Obsession(おぶせっしょん)」

お問い合わせ

地域文化スポーツ部文化交流推進課文化振興係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎3階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2521)

ファクス:03-3802-4769

区政広報部広報課報道映像係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2135)

ファクス:03-3802-0044

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