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荒川区では、荒川区文化財保護条例に基づき区内の貴重な文化財を保護・継承するために、文化財を指定・登録するなどの保護・普及事業を行っています。「速報!あらかわの文化財展」は文化財保護の精神にもとづき、荒川区の文化財関連事業の紹介を行うことによって、来館者に荒川区の文化財と文化財行政への理解と関心を深めてもらうことを目的として年に1回開催しています。また、昨年の寄贈・購入などで収集した新蔵資料を紹介しています。昨年10月に閉館した「ぬりえ美術館」寄贈のぬりえコレクションの一部も紹介します。
伊藤家文書[個人蔵・荒川地区]
三河島の旧家、伊藤家に伝わる享保19年(1734年)から昭和36年(1961年)までの文書群です。江戸時代の年貢を担保にした金銭の借用の際の証文や、近代の三河島における貸家や長屋の家作経営に関する文書から当時の人々の生活がうかがえます。
石造七重塔 (享保七歳次壬寅端午日銘)[円通寺 南千住一丁目]
享保7年(1722年)、円通寺中興開山の観月徹禅が伽藍の再興を記念して造立しました。基礎部分には、円通寺の縁起と造塔の経緯を記した「重興円通寺記并塔銘」という造立銘があり、縁起には源義家が後三年の役後に当地に築いた「四十八塚」に由来する小塚原の地名伝説が含まれています。
桐たんす 村井正孝(むらい・まさたか)氏
桐材を裁断し、削り、必要な部材を整え、外枠・引出し・扉等の各部を作った後、桐たんすに組み立てる(木地作り)技術です。耐湿性と通気性に富む桐たんすは、着物だけでなく洋服の保管に最適な家具です。
桐たんす仕上げ 村井泰雄(むらい・やすお)氏
兄である村井正孝氏が組み上げた桐たんすに、4色の砥の粉を調合した塗装や独自配合液による防水、飾り金具の取り付け等の仕上げ加工を施す技術です。木目を生かした美しい色合いの仕上げは、趣がある落ち着いた雰囲気を醸し出します。祖父の代から受け継がれた江戸職人の伝統と技術は、気質と共に兄弟二人に受け継がれています。
展示の様子
村井正孝氏の道具
村井泰雄氏の道具
石造七重塔パネル
伊藤家古文書
お問い合わせ
地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館
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ファクス:03-3803-7744
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〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)
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