更新日:2022年2月21日
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本日、2月21日(月曜)に第六日暮里小学校で、国の重要無形民俗文化財保持団体・松本社中による「江戸の里神楽」の鑑賞会が行われました。
松本社中は、荒川区西日暮里で「江戸の里神楽」を伝承し活動している団体で、区は、企画展や子ども向け区報での特集のほか、松本社中の歴史や里神楽の起源をたどった記録映像や里神楽の演目を全編収録した映像を制作しYouTube等で配信するなど、「江戸の里神楽」の継承・保存活動についてのPRを行っています。
区内小学校での「江戸の里神楽」の鑑賞会は、区では初の取り組みであり、今回、第六日暮里小学校の全児童が「寿獅子舞」と「江戸の祭り囃子」の2演目を鑑賞しました。
鑑賞会は体育館で行われましたが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、その様子をオンラインで教室等に配信し、児童たちは分かれて鑑賞しました。まず、松本社中や「江戸里神楽」の説明があり、「寿獅子舞」が始まりました。児童たちは、迫力のある獅子舞やテンポの良い笛や太鼓のお囃子を、真剣に鑑賞しつつも、時にはお囃子のリズムに乗り、現代を思わせるような演出に笑いが起こるなど、「江戸の里神楽」を楽しんでいる様子でした。また、児童たちのそばに寄った獅子が、児童たちの頭を噛む演出もあり、「獅子が怖かった」という児童もいましたが、普段体験できない「江戸の里神楽」を間近で体験することができました。「江戸の祭り囃子」では、迫力のある笛や太鼓の音色が、体育館中に響き渡りました。
松本社中の方は、「児童たちにとって、江戸の里神楽に興味が湧くように、演出方法を引き続き、勉強していきたいです。本日、披露した演目以外にも様々な演目があるので、機会があれば、実際に見に来ていただければ嬉しいです。」と話してくれました。
「江戸の里神楽」は国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能で、お祭りや神事の時に奉納されるものです。神楽は全国各地で行われており、地域によって違いがありますが、江戸の里神楽は「古事記」「日本書紀」などの神話を題材として、テンポ良く笛や太鼓でお囃子を演奏し、面をつけて、舞い、演じる黙劇(もくげき)です。
松本社中(代表:五代目松本源之助)は、江戸の里神楽を伝承している団体のひとつで、荒川区西日暮里を拠点に、諏方神社の祭礼などで活躍しています。
また、松本社中は、「神楽」のユネスコ無形文化遺産登録を目指す「全国神楽継承・振興協議会 設立準備会」にも参加しており、神楽の振興と継承に力を注いでいます。
「寿獅子舞」の様子
「寿獅子舞」の様子
頭を噛もうとする獅子
音色が響き渡った「江戸の祭り囃子」
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