更新日:2022年1月4日
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本日1月4日(火曜)、ゆいの森あらかわで、新春特別イベント「新春舞踊ショー」が開催されました。
新年最初の開館日となった今日、若手女流舞踊家である藤川流家元・藤川澄十郎(ふじかわ・すみじゅうろう)さんとその門弟の皆さんが新春の舞を披露しました。
このイベントは、例年の新春恒例行事ではあったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、令和2年はWeb開催となったため、今回2年ぶりの通常開催となりました。
今回の舞踊ショーは新春古典メドレー、民謡メドレー、夏の調べ、そして、『春よ、来い(和楽器ver)』を含むフィナーレの4つのメドレーで構成されています。
新春古典メドレーは、藤川澄十郎の門弟の皆さんによる『長唄 松の緑』でスタート。高位の象徴である『松の木』にまつわるものを踊りで表現する、お祝い事の演目で、華やかな衣装と舞に会場を魅了していました。
民謡メドレーでは、毎回好評の『おてもやん』を披露。おかめとひょっとこのお面をつけてひょうきんに踊る姿に、会場前方の親子席からは笑い声が上がりました。
フィナーレでは歌手の松任谷由実さんが歌う大ヒット曲『春よ、来い』に合わせて藤川澄十郎さんが妖艶な踊りを披露。観客からは日本舞踊と大ヒットソングの異色のコラボレーションに大きな拍手が巻き起こりました。
そして最後は出演者全員で踊る『黒田ブギー』。今回の最後の曲ということで観客からも終演を惜しむ表情が垣間見えました。
本日の舞踊ショーを鑑賞した北区在住の百目木香奈子(どめき・かなこ)さん(43歳)は、「日本舞踊をこんなに身近に感じられるのはここでしかないと思っており、今回来られた事にとても感動しています。来年も楽しみにしています。」と話してくださいました。
藤川さんは「昨年はお客様が入っての開催はできず、今回このような形で開催できたこと、とても嬉しく思います。お客様の目の前で披露できるこの感動を胸に一生懸命、楽しく踊らせていただきます」とコメントされました。
昭和43年に藤川流を創流した父・藤川爵応(ふじかわ・しゃくおう)氏から「澄十郎」を襲名し、以来、古典舞踊を基本に、舞踊に親しみ興味を持ってもらえるよう、幅広いジャンルの舞踊を日本舞踊に落とし込んでいます。北は北海道から南は福岡、佐賀、熊本、長崎の壱岐や対馬、鹿児島の奄美に到るまで多くの門弟を抱えられています。一方、生まれ育った荒川区で、幼少の頃から地元商店街で盆踊り大会の踊りを指導するなど、幅広く活動されています。
「誰でも一度は触れたことのある盆踊りも立派な踊り」と、<踊り>を広く捕らえ、古典を主流にしながら、その良さを踏まえたうえで、新しい分野への挑戦を続けています。
藤川澄十郎が踊る『長唄 島の千歳』
華やかな着物に身を包み!
毎年好評『おてもやん』
妖艶な踊りを披露する藤川澄十郎
ラストは出演者全員で『黒田ブギー』
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