更新日:2023年3月20日

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紡ぎ 纏う

tumugimatou

この作品は令和4年度東京藝術大学卒業・修了制作作品で第17回荒川区長賞を受賞した作品です。
制作者は香取輝氏です。

制作者の作品説明
私は"進化"をテーマに刺青を入れたヤシガニを制作した。ヤシガニが人間社会や文化を学び生活していく様子を考えることが着想の原点となった。
ヤシガニは軟甲綱十脚目オカヤドカリ科に分類される甲殻類で、一般的に知られているヤドカリのように殻を持つが、成長の過程で殻を手放し自らの身体のみで生活する。
人間社会で培われた刺青文化を習得したヤシガニが、殻を捨てて生きていくことを鼓舞する様を刺青に託して表現している。
刺青には個人の思考、宗教など様々な理由があるが、自分を強く見せたいという想いで身体に刺青を入れる人も多く、"刺青文化"と"ヤシガニ"は強くあろうとするための進化という点で意味を重ね合わせることができると感じた。
ヤシガニがいろんな模様を紡いで身体に纏うことで自分を内面から強くし進化していく様子を通して、現代社会で生きる私たちに勇気を与えてくれることを願っている。

施設詳細

所在地

荒川区南千住6-45-5 荒川総合スポーツセンター(1階正面入口)

制作者

香取輝

彫金材料

銅、銀、真鍮

サイズ(mm)

H400×W1,000×D1,000mm

地図

お問い合わせ

地域文化スポーツ部文化交流推進課

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号

電話番号:03-3802-3111(代表)

ファクス:03-3802-4769

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