荒川区


熊野(座像)

この作品は平野千里氏の「熊野(座像)」です。
熊野と書いてゆやと読み、能の名曲の女主人公の名前です。松風が秋の能の代表作とすれば熊野は春の能の代表作です。平宗盛の妾の熊野は、故郷の老母が病であることを知り宗盛に暇をもらい見舞いに行きたいと願いでますが、宗盛は熊野を愛するあまりに里帰りを許しません。かえって熊野の気持ちを引き立てようと花見に連れ出します。
やがて一行は清水寺に着き宴会が始まりました。熊野は心ならずも花見の一座を喜ばすため舞を始めますが、ムラサメが折り悪く桜の花を散らします。それを見た熊野はははじぇの切ない気持ちを和歌にして短冊にしたため宗盛に渡します。
熊野の心情に感動した宗盛は帰郷を許し、熊野はそのまま老母のもとへと急ぐのでした。
平野先生の熊野は立像が舞を舞っている場面、座像が短冊に和歌を書いている場面を制作されております。

所在地

荒川2-2-3 荒川区役所(4階)

制作者

平野千里

彫刻材料

木彫

サイズ(mm)

H300×W275×D275mm

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