この作品は平成29年度東京藝術大学卒業・修了制作作品で第12回荒川区長賞を受賞した作品です。制作者は浦由利恵氏です。
制作者の作品説明
サルにも性格があり、コミュニティがあり、その中における一匹一匹の立場もあります。種類だけで捉えるのではなく、それぞれの持つ個性を作品を通して表現しました。また人間のような動きであったり格好をさせることで、受け入れやすく身近に感じ取ることができると考えています。それは動物や虫に人間味を感じるような一面を見た時に受けるユーモアであったり、誰かに似ていると愛おしく思う感情に近いものであると考え、性格やコミュニティを表現するうえでの大きな要素として取り入れました。
動物園にいるサルを見た時に、人に近い姿や動きから、一つの種類としてオリに入っていることに違和感を覚え、一匹一匹の性格をより感じ取ることができたら見え方が変わるのではないかと思い、この作品を制作しました。
情景は6匹のサルがある一つの話題について意見を述べたり、話を聞いていたりして、昼下がりに定例会を開いている様子です。
荒川2-50-1 ゆいの森あらかわ(2階)
浦 由利恵
銅、真鍮
H1420×W2100×D900mm
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