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荒川区
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復活!江戸伝統野菜

更新日:2014年10月14日

区内の伝統野菜に関連する情報をお伝えします。

あらかわの伝統野菜とは

 その昔、江戸時代に荒川の地で生産されていた野菜があったことをご存知ですか?

 江戸時代の荒川は、田畑が大部分を占める大都市江戸の近郊農村でした。江戸で消費する野菜は鮮度を保つため近郊で生産する必要があったため、江戸の市街地に隣接したあらかわの村々では、地の利をいかして、谷中(やなか)生姜(しょうが)汐入(しおいり)大根(だいこん)三河島(みかわしま)()など、荒川の地名を冠するブランド野菜を生産していました。

 明治時代を迎え市街地の拡大や輸送方法の進歩などにより、農地は徐々に工場・宅地へ変貌し、これらのブランド野菜は、あるものは消滅し、またあるものは荒川の地名を冠したまま生産地を変えて全国に広まっていきました。

 今、あらためて地域の資源として、こうした伝統野菜に注目が集まっています。普及推進するための協議会や研究会が立ち上がり、さまざまに連携して活動しています。

  荒川区においても、こうした伝統野菜に注目し、地域の歴史、文化や環境の変化を振り返るとともに、地域の貴重な資源の一つとして、現代の荒川の地に復活、普及させようという動きが始まっています。

道灌山下 「東京真画名所図解」井上安治/画 荒川ふるさと文化館蔵
当時の様子(道灌山下「東京真画名所図解」井上安治/画 荒川ふるさと文化館蔵)

あらかわの伝統野菜 いろいろ

 「あらかわの伝統野菜」とひとくちにいっても、種類はさまざまあります。そのいくつかをご紹介しましょう。

スジなし、香りよし「谷中生姜」

 谷中生姜は、かつて荒川の地で栽培されていました。谷中本村(現西日暮里一丁目、二丁目付近)で栽培された葉生姜、それが本来の谷中生姜です。三河島や尾久でも栽培されていましたが、谷中本村で栽培されたものはスジがなく香りも良いとして、お盆の際には贈答品としても使われました。
 栽培には、きれいな水と西日の当らない場所が必要とされ、谷中本村はその栽培に適した場所だったのです。関東大震災後、都心部の市街地からの人口流入等により、農地は格段に減り、戦前には、ついに谷中生姜は栽培されなくなりました。
 現在、市場に出回っている葉生姜は千葉県などで栽培されたものですが、生姜の名前には「谷中」が冠され、葉生姜といえば「谷中生姜」となっています。

薑(きょう) 「本草図譜」巻之四十四 菜部葷菜類 荒川ふるさと文化館蔵
谷中しょうが(薑(きょう)「本草図譜」巻之四十四 菜部葷菜類 荒川ふるさと文化館蔵)

幻の漬菜「三河島菜」

 江戸を代表する漬菜として、当時の書物にも描かれている三河島菜。味のよい漬菜として鷹狩りに訪れた将軍にも献上されたという記録も残っています。塩漬けにされ、冬場の貴重な葉物野菜として賞味されました。大きさは60センチほどにもなったとも言われていますが、茎が青いもの白いもの、葉が丸いものやイカリ型のもの、明治時代には、白菜のようにやや結球した姿も描かれ、本当の姿は定かではありません。その後、中国から入って来た白菜にとって代わられ栽培されなくなってしまいました。まさに「幻の野菜」になってしまったのです。
 昨今、江戸東京・伝統野菜研究会の試みにより、この三河島菜の子孫種である「仙台芭蕉菜」の流れから、東京西部の農家で江戸東京・伝統野菜「青茎三河島菜」として栽培されるようになりました。復活を遂げたのです。

土地にあった野菜「汐入大根、荒木田(あらきだ)大根」

 その昔、荒川の土地は大根の栽培に向いており、さまざまな大根が栽培されていました。その名が示すとおり、橋場村汐入(現南千住)で栽培された汐入大根、荒木田(現町屋)で作られた荒木田大根は、ともに、秋に種を蒔き年を越して春に収穫される二年子大根(「二年越しに作られる」という意味)です。汐入や荒木田の砂まじりの土地が大根の栽培に適し、特に良質のものが採れました。白首の細長い大根で、おろしや刺身のつま、煮物、漬物として幅広く食されました。

ほかにもいろいろ

葉物野菜(小松菜、春菊、水菜など)
里芋や慈姑(くわい)穂紫蘇(ほじそ)
枝豆(現在でも「三河島枝豆」という名前が残っています)

伝統野菜の復活に向けて

 現在、荒川区内には、個人のお庭などでの栽培を除いて、農地はありません。しかし、この地で生産されていた野菜のうち、谷中生姜や三河島菜、三河島枝豆は生産地を変えて、今も区外で栽培され続けています。  
 こうした伝統野菜に目を向けることは、地域の歴史や文化に向き合うことにつながります。自分たちのまちが歩んできた道に思いを馳せながら、伝統野菜を味わうことができたら、地域への愛着も増し、食の楽しみも増えます。

 このような伝統野菜の復活や普及を通じて、地域の食文化をつなぐ活動は都内各地で活発に行われています。商店街や企業が中心となったまちおこしや小中学校の給食に使うことによって食育の面から進めている事例もあります。
 荒川区でも、こうした伝統野菜を地域の大切な資源の一つとして、さまざまな視点からその復活と普及を目指していきます。

荒川区内の取組

学校での取組

 汐入地域の小学校では数年前から、汐入大根の栽培に取り組んでいます。
 また、区内の小学校では、学校給食を通じた食育の一環として、三河島菜を給食に取り入れ、子どもたちに地域の伝統野菜として紹介しています。

地域での取組

 荒川区内では、まだまだ知名度の低い伝統野菜。区も、江戸東京・伝統野菜研究会(代表 大竹道茂氏)の協力を得ながら、さまざまな視点から、その復活と普及に動き出しています。平成24年2月には、汐入大根、3月には、青茎三河島菜の試食会を行い、関係者による検討を行いました。
 今後も、食物の地産地消や生物多様性の視点から伝統野菜を考える一般区民向け講座(環境課主催)や区内事業者の方々を対象として、伝統野菜を素材とした新商品開発等の勉強会の発足等を予定しています。御興味御関心のある方は、ぜひ御参加ください。

その他

 平成18年10月に、荒川区立荒川ふるさと文化館では、荒川のブランド野菜をテーマに「あらかわのお野菜 都市とお野菜」という企画展を開催しました。植物画や錦絵、古文書などから荒川を始めとする江戸の近郊農村で生産されていた野菜を紹介し、荒川の歴史的、地理的環境の変化などをさまざまな資料から紐解きました。
 ※詳しくは、企画展図録をご覧ください。同館で販売中(390円)。三河島菜などの絵が描かれたポチ袋も販売中(5枚組250円)です。図録は、同館学習室及び区立図書館にて閲覧もできます。)

荒川ふるさと文化館では、荒川区の歴史や文化財に関するさまざまな刊行物を発行・頒布しています。
また、文化館展示室入り口のミュージアムショップでは刊行物だけでなく、これまでに開催された企画展に関するグッズも取りそろえています。

引用・典拠ほか

  • あらかわとお野菜 都市とお野菜(発行:荒川区立荒川ふるさと文化館)
  • 江戸東京伝統野菜普及推進連絡協議会ホームページ
  • 江戸伝統野菜通信(江戸東京・伝統野菜研究会 代表 大竹道茂氏 ブログ)

お問い合わせ

観光振興課
〒116-8501
荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎6階)
電話:03-3802-3111(代表)

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