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更新日:2023年11月14日
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新型コロナワクチンの接種を希望される場合は、必ずワクチン接種の有効性と副反応のリスクを十分にご理解いただいた上で接種してください。
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性が示唆されています。追加接種(3回目以降の接種)をすることにより、低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが報告されています。
多くの人がワクチン接種を受けて抗体を獲得することにより、感染の拡大を抑えて重症者・死亡事例を減らすことができ、医療機関の負担も軽減できると考えられています。
ワクチンには体内でウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状(副反応)が現れることがあります。具体的には、注射した部分の接種時の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み等が報告されています。こうした症状の大部分は、接種翌日に発現し数日以内に回復してきます。また、極めて稀ですが、アナフィラキシー反応(接種後に激しいアレルギー反応)や軽症の心筋炎・心膜炎を発症した例が報告されています。アナフィラキシー反応は、接種後15分から30分間経過を観察することで、早期に探知して迅速な治療が可能です。また、接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。
発現割合 | 症状 | ||
---|---|---|---|
6カ月~4歳 | 5~11歳 | 12歳以上 | |
50%以上 | 易刺激性 | 疼痛、疲労 | 疼痛、頭痛、疲労 |
5~50% |
疼痛、発赤・紅斑、腫脹、 傾眠、頭痛、食欲減退、 下痢、嘔吐、筋肉痛、 疲労、発熱、悪寒 |
発赤・紅斑、腫脹、頭痛、 下痢、筋肉痛、関節痛、 悪寒、発熱 |
腫脹、発赤・紅斑、下痢、 筋肉痛、関節痛、 リンパ節症、悪寒、発熱 |
1~5% | 関節痛 | 嘔吐 |
発現割合 |
症状 | |
---|---|---|
50%以上 | 疼痛、頭痛、疲労、易刺激性・泣き | |
5~50% |
傾眠、食欲減退、腫脹・硬結、発赤・紅斑 悪心・嘔吐、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、発熱 |
|
1~5% | 遅発性反応(疼痛・腫脹・紅斑等) |
※注釈1 易刺激性・泣き、傾眠、食欲減退については生後6カ月~5歳のみ
※注釈2 易刺激性:機嫌が悪い 疼痛:注射部位の痛み 腫脹:注射部位の腫れ 傾眠:眠たくなる様子 腫脹・硬結:注射部位の腫れ、固くなること リンパ節症:注射部位と同じ側の腋の腫れや痛み 遅発性反応:接種後7日目以降の痛みや腫れなど
ワクチン接種後、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎になったという報告がなされています。軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。ファイザー社及びモデルナ社のワクチンいずれも、10代及び20代の男性の報告頻度が他の年代と比べて高いという傾向が確認されています。また、10代及び20代の男性では、ファイザー社よりもモデルナ社のワクチンにおける報告頻度の方が高いことも確認されています。
接種後に副反応の症状が気になる方は、「東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター」にご相談ください。
予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると国(厚生労働省)が認定したときは予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。詳細については、以下のリンク先をご確認ください。
妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンの接種勧奨の対象としており、妊娠中の時期を問わず接種をお勧めしています。日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません。詳細については、以下のリンク先をご確認ください。
新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
なお、妊娠中、又は妊娠している可能性がある人、授乳されている人は、接種前の診察時に必ず医師へ伝えてください。かかりつけの産婦人科医に確認していない場合でも、予診医によりワクチン接種が可能と判断された場合は、接種が可能です。
若い世代の方々から、ワクチン接種のメリットを疑問視するお声や、副反応を心配するお声もいただいております。そこで、若い世代の方々が抱く疑問についてお答えする情報をお伝えします。詳細については、以下のリンク先をご確認ください。
下記のいずれかに該当する方は、ワクチンを接種することができません。該当すると思われる場合は、必ず接種前の診察時に医師へ伝えてください。
※注釈1 37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。
※注釈2 アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。1回目や2回目の接種でこれらの症状が認められた方は、同一のワクチンを接種することはできません。
以下のいずれかに該当する方は、本ワクチンの接種について注意が必要です。該当すると思われる場合は、必ず接種前の診察時に医師へ伝えてください。
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お問い合わせ
荒川区新型コロナワクチン相談センター
電話番号:0800-666-7777
受付時間:午前8時30分~午後5時15分
※土曜・日曜・祝日等を含む
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